扇子とは?構造・単位・素材やインバウンド需要に応えるオリジナルグッズ制作におすすめの商品を解説

扇子とは?構造・単位・素材やインバウンド需要に応えるオリジナルグッズ制作におすすめの商品を解説

最終更新日:2025.06.03

扇子とは、風を起こして涼むことのできる日本の伝統的な道具です。たたむとコンパクトになる利便性の高さや、和を感じられる雅な外観など、魅力的な特徴をいくつも備えています。

持ち運びに便利で普段使いはもちろんお出かけ時にも重宝するため、夏や梅雨といった暑い時期を快適にするアイテム類の中でも人気の高い一品です。また、最近では、その日本らしい独自性の高い見た目から、外国人観光客向けのお土産としても注目を集めています。

今回は、夏におすすめでインバウンド需要も高い扇子について、概要・構造・単位・素材など知っておきたい基礎知識を解説します。思わず「欲しい」と思わせるオリジナルグッズが制作できるオリジナル扇子5選もご紹介しますので、参考にしてみてください。

扇子とは

扇子とは

扇子とは、あおいで涼むことができる日本伝統の道具です。何本もの細長い板状のパーツ(骨)を一端で留めた作りになっています。使用時は120度前後の角度まで開くことができ、使わないときはコンパクトにたたむことが可能です。

扇子の歴史は古く、奈良時代には、すでに檜扇(ひおうぎ)と呼ばれる薄い木の板をつづっただけのタイプのものが使われていたとされています。平安時代には、骨の片側にだけ紙を貼った蝙蝠扇(かわほり)という種類が作られるようになり、絵巻物などにも登場しています。

近年では、扇子の素材・デザインが多様化しているのが特徴です。バラエティー豊かでおしゃれな扇子は、現代においても人気が高く活躍シーンの多いアイテムと言えるでしょう。

扇子の活用シーンは多彩

日本では、さまざまなシーンで扇子が活用されています。主な用途は次の通りです。
・あおいで涼むためのグッズ
・着物など和装時の小物
・日本舞踊や歌舞伎などの伝統芸能の小道具
・婚礼や茶道における儀礼用

最近では、持ち運びに便利な実用性の高さや和風のおしゃれな外観が受け、外国人観光客向けのお土産・販促ノベルティ・物販用オリジナルグッズなどとしても人気を集めています。

扇子と団扇(うちわ)の違い

扇子と同様にあおいで風を起こして涼むことのできるアイテムに、団扇(うちわ)があります。扇子と団扇の大きな違いは、コンパクトにたためるかどうかと、風量です。たためる扇子は持ち運びに便利な反面、団扇よりは風量が控えめの傾向にあります。

一方、団扇は風量が強く納涼や火起こしなどに活躍しますが、たためないので持ち運びには不便です。

なお、オリジナルグッズ制作という観点から見ると、扇子と団扇には次のような違いがあります。

扇子 団扇
特徴 ・持ち歩きやすく普段使いに便利
・見た目がおしゃれ
・上質なイメージや和のイメージ
・印刷面が大きく名入れが映える
・涼しいイメージや夏らしいイメージ
おすすめシーン ・インバウンド需要に応えるグッズ(お土産や宿泊施設のアメニティ)
・ノベルティや記念品
・物販グッズ
・イベントの宣伝グッズ
・販促用の配布物
・コンサートやライブなどの応援グッズ

扇子の基本的な構造・パーツの名称

扇子の基本的な構造・パーツの名称

扇子は、親骨2本の間に複数本の中骨があり、骨の片側にある要(かなめ)ですべての骨を留めているというのが基本的な構造です。また、紙などを貼った風を起こす部分を扇面(せんめん)、要の反対側にある頂点の部分を天(てん)と呼びます。

扇骨(せんこつ) ・親骨と中骨の総称
・素材は、木材や竹、プラスチックなどバラエティー豊富
親骨 ・扇骨の中でも、両外側にある太めの骨
・扇子をたたんでも見える部分なので、名入れをすると映える
中骨 ・親骨の間にある細めの骨
・本数は扇子によって異なり、数本から数十本と開きがある
要(かなめ) ・すべての扇骨を留める部分
・要を軸に扇子を開け閉めできる
・扇子として機能するために欠かせない部分であることから、肝心要(かんじんかなめ)という言葉の語源になった
扇面(せんめん) ・紙などを貼った風を起こす部分
・貼るものは紙に限らず、布地などを使う場合もある
・片面貼りと両面貼りの2種類がある
・もっとも目立つ箇所なので、オリジナルデザインを名入れする箇所としておすすめ
天(てん) ・扇面の中央、一番上の部分

扇子について知っておきたい単位

扇子について知っておきたい単位

扇子には、普段はあまり使わないような特有の単位がいくつかあります。扇子に関連して覚えておくと便利な単位の代表例をいくつか見ておきましょう。

寸(すん) ・閉じた扇子の骨の長さを表すときに使う
・1寸=約3.03cm
間(けん) ・中骨の本数を表すときに使う
・1間=1本
本(ほん) ・たたんだ状態の扇子を数えるときの単位
面(めん) ・広げた状態の扇子を数えるときの単位

扇子は、たたんだときと広げたときで数え方が変わるなど、単位が特殊なので覚えておきましょう。

扇子に使われる主な素材

扇子に使われる主な素材

近年では、バラエティー豊かな素材が扇子に使われるようになっています。素材によって扇子のイメージや強みなども変わるので、それぞれのポイントを把握しておくと、ニーズに合った扇子の種類を選べるようになるでしょう。
ここでは、扇骨と扇面について、よく使われる素材とその特徴をご紹介します。

扇子に使われる主な素材①扇骨

扇子の扇骨に使われる代表的な素材は、竹とプラスチックです。なお、高級な扇子の場合、白檀といった香木を使う場合もあります。
竹・プラスチックでできた扇骨の特徴は、次の通りです。

竹の扇骨 ・自然由来の独特の風合いがおしゃれで上質感がある
・しなやかで耐久性が高い
・和の雰囲気を高めるので、外国人観光客に喜ばれる
・天然素材なので、色や柄の入り方にバラつきが出る点には留意が必要
プラスチックの扇骨 ・色合いが均一
・水濡れや汚れに強い
・お手入れが簡単
・上質感や和の雰囲気などは出しづらい

扇子に使われる主な素材②扇面

扇子の扇面によく使われる素材は、紙とポリエステルなどの布地です。紙などを貼らずに扇骨が扇面の役割を果たす檜扇では、木材なども扇面になります。
紙・布地でできた扇面の特徴は、次の通りです。

紙の扇面 ・紙は扇面の両面に貼るので、表面と裏面の両方にデザインを入れられる
・扇子をたたんだときに厚みが出るので、閉じる際に音が鳴って風情がある
・風量は強め
・水濡れに弱い点に注意が必要
布地の扇面 ・ポリエステルやコットン、リネン、シルクなど、布地の種類によって風合いが異なる
・水濡れに強い
・風量は控えめ
・布地は扇面の片面に貼るので、デザインが片側しか反映できない点に注意が必要

おすすめのオリジナル扇子5選

実用性の高さとおしゃれさを兼ね備えた扇子は、オリジナルグッズの制作に最適です。日本の独自性が詰まったアイテムなので、インバウンド需要向けのお土産やグッズとしても喜ばれるでしょう。また、夏のイベントやライブなどのノベルティ・記念品・物販グッズにもおすすめです。

以下では、印象的なオリジナルグッズを制作できる商品を5種類ご紹介します。

オリジナル nippon-color 灰桜(はいざくら)

¥943(税込)

日本ならではの伝統的な色合いにこだわってつくられた扇子のnippon-colorシリーズ。灰桜は、かがり火に照らされる夜桜をイメージした色味です。しっとりと落ち着いた優美な色合いは高級感があり、記念品・ノベルティや外国人観光客向けのお土産グッズにもおすすめです。扇面にはコットン、扇骨には竹を採用しています。親骨部分に単色印刷で名入れが可能です。

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オリジナル 唐木中彫 北斎赤富士扇子

¥803(税込)

葛飾北斎の赤富士を扇面にデザインした扇子。日本の伝統的な絵柄は外国人観光客に喜ばれるので、インバウンド需要を取り込むためのオリジナルグッズ制作に特におすすめです。扇面にはポリエステル生地、扇骨には竹を採用しています。親骨部分に単色印刷で名入れが可能です。

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オリジナル 涼風セット 扇子&抗菌タオルハンカチ 金魚

¥429(税込)

涼し気な金魚の和柄デザインが特徴の扇子と、人気の高い今治ハンドタオルのセット。暑いときに嬉しい扇子とタオルの組み合わせは、他と差がつくオリジナルグッズを制作したいときに最適です。扇面にはポリエステル生地、扇骨には竹を採用しています。親骨部分に単色印刷で名入れが可能です。

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オリジナル 白竹扇子 トンボ市松

¥220(税込)

日本らしさがストレートに伝わる市松模様とトンボのデザインが魅力的な扇子。扇骨にはライトな色味が涼を感じさせる白竹を採用しています。扇面は透け感が特徴のポリエステル生地です。価格がリーズナブルなので、気軽にオリジナルグッズを制作できます。親骨部分に単色印刷で名入れが可能です。

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オリジナル紙扇子【印刷専用】

¥385(税込)

紙製の扇面全体にフルカラー印刷で名入れができる扇子。オリジナルデザインが存分に映えるオリジナルグッズの制作が可能です。扇骨の色味も、黒竹・すす竹・白竹の3色から選べるので、イメージ通りのグッズに仕上げられます。お土産グッズや記念品・ノベルティなど、名入れ次第であらゆるシーンに対応可能なのも魅力です。

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まとめ:扇子のオリジナルグッズ制作は、オリジナルグッズドットコムにおまかせ

扇子とは、何本もの細長い板状のパーツ(骨)を一端で留めた作りをした日本の伝統的なアイテムの1つです。あおいで涼めるほか、ファッションアイテムなどとしても活躍します。最近では、外国人観光客向けのお土産グッズとしても人気です。

オリジナルグッズドットコムでは、名入れをしたオリジナルグッズを制作できる扇子を豊富に取り揃えています。デザインやアイテム選びなどのご相談も承っておりますので、ぜひ、 オリジナルグッズドットコムにおまかせください。

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WRITER 向井 章浩

株式会社トランス イーコマース部 マネージャー

ノベルティ・オリジナルグッズ業界で22年の経験を持ち、その間、売上No.1セールスを何度も達成。
仕入れや企画部門でのキャリアを経てオリジナルグッズドットコムを設立。
豊富な知識と経験から、皆様のグッズ制作に役立つコンテンツをお届けします。

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