
【動物園向け】売れるオリジナルグッズの作り方~人気商品と成功事例を紹介~
最終更新日:2025.08.15
動物園の集客や売上を伸ばすためには、来園者の心に残る仕組みづくりが欠かせません。その中でも、オリジナルグッズは「体験価値」を高め、リピーターやファンを増やす効果的な施策です。
最近では、お土産として販売するグッズだけでなく、イベントで配布するノベルティやワークショップで使用する備品としての活用も増えています。これらは動物園の魅力を強く印象づけ、収益向上に直結します。
本記事では、動物園の集客・売上拡大につながるオリジナルグッズ戦略を徹底解説。人気商品や最新トレンド、他園の成功事例、SDGs対応グッズまで、効果的な活用法をわかりやすくご紹介します。
動物園のブランド力を高め、収益を伸ばす施策として、ぜひ参考にしてください。
動物園に人気の
オリジナルグッズランキング
動物園がオリジナルグッズを作るメリットとは?

動物園の運営では、集客力の向上と安定した収益の確保が常に課題です。
その課題を解決する有効な手段が、オリジナルグッズの活用です。オリジナルグッズは、単なる物販ではありません。
来園者との接点を増やし、ブランドを広め、リピーターを生み出すマーケティングツールとして大きな効果を発揮します。
◆3つの主な効果
①販売収益の柱になる
物販が収益全体の2〜3割を占める動物園もあり、売上強化に直結します。
②ブランド認知・ファン化の促進
グッズが日常生活で使用されることで、動物園を思い出すきっかけに。
③イベントや体験との相乗効果
イベントやワークショップと組み合わせれば、来園体験がさらに特別なものに。
さらに、動物園では用途ごとに戦略的な活用が可能です。
用途別で広がるオリジナルグッズの効果

オリジナルグッズは、単に販売するだけでなく、用途に応じて戦略的に活用することで大きな成果を生みます。 動物園では「お土産・販売用」「イベントノベルティ」「ワークショップ備品」という3つの主要な活用シーンがあります。 それぞれの用途ごとにマーケティング効果と最適な商品例を見ていきましょう。
1. お土産・販売用グッズ
お土産は動物園グッズの中心的な役割を担います。
来園者は「ここでしか手に入らない」という特別感に魅力を感じ、購買意欲が高まります。
また、購入したグッズが日常生活の中で使われたりSNSに投稿されたりすることで、自然な宣伝効果も期待できます。
販売用グッズは特に「シリーズ展開」「限定デザイン」「季節ごとの新作」などを組み合わせると、リピーター獲得にもつながります。
お土産・販売用におすすめのグッズ4選
2. イベント用ノベルティ
イベントで配布するノベルティは、集客効果を大きく高めます。
無料でもらえるという心理が来園者を引きつけ、参加率を押し上げます。
さらに、ロゴやイベント名を入れることで動物園の認知拡大にもつながります。
また、企業スポンサーとのコラボを組み合わせれば、コストを抑えながら広範囲に宣伝できる点も大きなメリットです。
イベント用ノベルティにおすすめのグッズ4選
3. ワークショップで使用する備品
ワークショップは動物園ならではの体験価値を高めるイベントです。
ここで使用する備品をオリジナル仕様にすることで、参加者に「特別感」を与え、体験の満足度を大きく向上させます。
また、備品自体を記念品として持ち帰れるようにすれば、体験後のリピーター化や追加購入にもつながります。
教育的要素の強いワークショップでは、動物や環境保護のメッセージをデザインに取り入れることで、参加者の心に強い印象を残すことができます。
ワークショップ用備品におすすめのグッズ4選
動物園のグッズが人気の理由

動物園オリジナルグッズが多くの来園者に支持されるのは、単なるお土産以上の価値を持っているからです。
来園者は動物園での体験を思い出として持ち帰りたいという心理を持ち、それがグッズ購入の大きな動機になります。
さらにマーケティングの観点からも、動物園グッズは「限定性」「コレクション性」「感情価値」という3つの強力な要素を備えています。
1. 限定性が購買意欲を刺激する
「ここでしか手に入らない」という限定要素は、来園者の購買心理を強く刺激します。
数量限定や期間限定のグッズは特に購入率が高く、希少性が付加価値となり売上アップに直結します。
2. コレクション性がリピーターを生む
シリーズ展開されたグッズや、季節ごとにデザインが変わるアイテムはコレクション心をくすぐります。
来園者は「次も集めたい」という動機から、再来園の理由を見つけやすくなります。
実際、シリーズ化したキーホルダーやスタンプラリー連動グッズは売上と来園回数の両方を押し上げています。
3. 感情価値が思い出を深める
グッズは単なる商品ではなく、体験の記憶を形にする役割を果たします。
お気に入りの動物がデザインされたアイテムは、来園者にとって特別な思い出の象徴となり、購入後も動物園の存在を身近に感じることができます。
SNS映えするデザインや写真との相性が良いグッズは、購入後に来園者が自発的に投稿することで動物園のPRにもつながります。
このように、動物園グッズは購入した人の満足感だけでなく、口コミ・情報拡散効果まで兼ね備えているのです。
動物園グッズの最新トレンド&売れ筋ランキング

動物園のオリジナルグッズは、来園者ニーズや社会の流れに合わせて常に進化しています。
特にここ数年は、動物園の特徴を生かしたデザインだけでなく、環境への配慮やSNSとの親和性が重視されるようになってきました。
来園者が求める価値は「かわいい」「限定的」といった要素に加え、「環境に優しい」「SNSで共有したい」「体験とつながっている」といった新しい基準へと広がっています。
これらの変化を踏まえ、動物園がグッズ開発を進める際には最新トレンドを理解しておくことが欠かせません。
以下では、現在注目されているトレンドと、売れ筋商品をランキング形式で紹介します。
最新トレンドのポイント
環境配慮型グッズの注目度上昇
SDGsへの関心が高まる中、リサイクル素材やエコ素材を使った商品が好まれています。
エコバッグやマイボトルは実用性も高く、幅広い層に受け入れられています。
SNS映えを意識したデザイン
来園者はグッズをSNSに投稿する傾向が強く、映えるデザインが購入動機になります。
写真映えするフォトスポットと連動したグッズは特に人気です。
体験との連動・限定性の強化
ワークショップ体験と連動したグッズや、限定デザインのシリーズ商品は購買意欲を強く刺激します。
「今ここでしか手に入らない」という要素が来園動機にもなります。
【2025年最新版】売れ筋ランキング
1位 ぬいぐるみ
根強い人気を誇る定番商品。シリーズ展開や限定コラボでさらに売上が伸びます。
2位 アクリルグッズ
SNS映えするアイテムとして若年層に人気。コレクション性も高い商品です。
3位 エコバッグ
日常で使いやすく、環境配慮を打ち出せるため来園者・企業ともに支持されています。
4位 ステンレスボトル
プラスチック削減の流れと実用性が評価され、SDGs対応商品として選ばれています。
5位 動物シルエット雑貨
目を惹く雑貨はSNSに投稿されやすく、自然なPR効果を発揮します。
オリジナルグッズの作り方

動物園のオリジナルグッズは、ただ作るだけでは成果につながりません。 マーケティング視点を持ち、計画的に制作を進めることで、売れるグッズが生まれます。 特に動物園では「コンセプト設計」「デザイン性」「体験価値」といった要素を重視した流れを踏むことが成功のカギです。 以下では、グッズ制作の基本的な流れと注意点を解説します。
制作フロー
どの動物を主役にするのか、ターゲットは誰なのか、目的は収益かPRかを明確にします。
ここで方向性を誤ると、その後の制作すべてに影響するため最も重要なステップです。
ブランドイメージや動物園らしさを反映したデザインを考えます。
来園者がSNSで共有したくなる要素を盛り込むと拡散効果も狙えます。
実際の商品のサンプルを購入し、デザイン性や品質、使い心地を確認します。
小さな不具合や安っぽさが来園者の満足度を下げるので、細部まで注意が必要です。
※サンプルを購入しなくても問題ございません。
シーズンやイベントに合わせた納期管理を行い、在庫計画も含めて調整します。
限定販売で在庫リスクを抑えつつ、マーケティング効果を最大化する方法も有効です。
制作時の注意点
・発注数量の見極め
販売データをもとに需要を予測し、在庫過多や欠品を防ぎます。
・デザイン権利の確認
動物の写真やイラストを使用する場合、著作権や使用権のクリアが必要です。
・納期管理
イベントや繁忙期に合わせて余裕を持ったスケジュールを設定します。
・コストと販売価格のバランス
制作費が高すぎると利益を圧迫し、安すぎるとブランド価値を損ないます。
制作成功のポイント
オリジナルグッズ制作を成功させるためには、「ターゲットの明確化」「SNSやPRを意識したデザイン」「マーケティング計画との連動」が欠かせません。
これらを踏まえた上で、経験豊富な制作パートナーと進めることで、グッズの品質も販売効果も大きく向上します。
制作成功事例(他園の導入事例)

動物園がオリジナルグッズを活用して成功した実際の事例を3つ紹介します。
1. 須坂市動物園|EC販売の導入で新規顧客層を開拓
長野県須坂市動物園では、プリントオンデマンドを活用したネットショップを開設。
遠方のファンにもグッズを届けることで、施設外収益が拡大しました。
オンライン販売の導入は地方動物園の新しい収益モデルとして注目されています。
出典:須坂市動物園
https://suzakazoo.printio.shop/
2. 日本平動物園|保全活動と連動したグッズでブランド価値向上
静岡県の日本平動物園では、レッサーパンダグッズの売上の一部を保全活動に寄付。
来園者が商品を購入することで保全活動に貢献できる仕組みを整え、グッズ販売がCSR活動として評価されています。
ブランドの社会的価値が高まり、メディア露出も増加しました。
出典:日本平動物園
https://www.nhdzoo.jp/
3. ニフレル(NIFREL)|オンライン販売で施設外収益を確保
大阪のニフレルは、コロナ禍でECサイトを立ち上げ、オンラインでオリジナルグッズを販売。
来園できない層からの支持を獲得し、施設外収益を着実に増やしました。
リアルとデジタルを両輪で活用した好例です。
出典:ニフレル(NIFREL)
https://www.nifrel.jp/
これらの事例から、オリジナルグッズは単なる販売商品ではなく、戦略次第で大きな効果を発揮することがわかります。オンライン販売を取り入れた須坂市動物園やニフレルのように、販売チャネルを広げることで収益機会が増加します。また、日本平動物園のようにCSR活動と連動させることで、ブランドの社会的価値を高めることができます。自園でもこれらのポイントを参考にすることで、集客と収益を同時に伸ばすグッズ戦略を構築できるでしょう。
動物園グッズならオリジナルグッズドットコムにおまかせ
動物園にとってオリジナルグッズは、集客と収益の両方を伸ばせる大きなチャンスです。
限定性や環境配慮といった要素を取り入れれば、来園者の満足度を高めるだけでなく、ブランド価値の向上にもつながります。
オリジナルグッズドットコムでは、動物園に最適な商品ラインナップを豊富に取り揃えています。
高品質なぬいぐるみやアクリルグッズ、エコ対応商品まで、多様なニーズに応えられる商品が揃っています。
「動物園の魅力をもっと多くの人に届けたい」「来園者が喜ぶ特別なグッズを作りたい」
そんな思いを持っているなら、今が動き出すタイミングです。オリジナルグッズ制作を通じて、動物園の魅力をさらに広げていきましょう。まずは豊富な商品ラインナップをチェックし、理想のグッズを見つけてください。