中小企業経営にブランディングが欠かせない理由とは?ブランド力アップの成功事例も紹介

中小企業経営にブランディングが欠かせない理由とは?ブランド力アップの成功事例も紹介

最終更新日:2025.02.06

ブランディングは、中小企業の商品・サービスのポテンシャルを底上げする施策の一つです。

一般的に、中小企業の規模だと、展開可能な商品・サービスの数・価格に限界があります。そこで重要になるのが、無形資産であるブランドによる付加価値の向上です。

高品質な商品・サービスを一から生み出すのは容易ではありません。しかしブランディングなら、商品・サービスそのものの質はそのままに、企業全体のイメージアップおよび認知度向上につながります。

現在、国内の99%以上の会社が中小企業です。そのため、中小企業が事業規模を拡大し、成長することが今後の日本経済の支柱となるといっても過言ではありません。経済産業省でも地域ブランド展開支援事業が推進されており、地域や中小企業そのもののブランド力の強化が国を挙げた一大事業として取り組まれています。

そもそもブランディングとは?

そもそもブランディングとは?

次に、ブランディングとはそもそもどのような施策なのか、意味や種類、基本的な手順を踏まえて解説します。

ブランディングの意味

「ブランディング」とは、自社ブランドの価値を内外で確立させるマーケティング施策です。企業独自のイメージを構築するものであり、商品・サービスの付加価値となります。

ブランディングの種類

ブランディングには、主に2種類があります。

1つ目は「エクスターナルブランディング」です。外部に自社ブランドを確立することが目的であり、具体的には「企業ブランディング」や「商品・サービスブランディング」があります。

2つ目の種類は、内部対策の「インターナルブランディング」です。「インナーブランディング」とも呼ばれ、自社ブランドの理念や認識を社内に浸透させるとともに、採用活動にも活かして優秀な人材の確保を図ります。

なお、企業ブランディングの詳細はこちらの記事にまとめているので、ぜひ併せてご覧ください。

企業ブランディング

ブランディングの基本手順

一般的に、ブランディングはPDCAサイクルに基づく次の手順で進めます。

1. リサーチ:市場調査
2. ターゲティング:目的・ターゲットの決定
3. コンセプティング:イメージをロゴやデザインに反映
4. シェアリング:社内共有
5. ローカライズ:外部へのPR
6. アナライジング:効果分析
7. リブランディング:施策の改善調整

上記のサイクルを回すことで、より良いブランディングを目指します。

中小企業がブランディングを図るメリット

中小企業にブランディングをおすすめする理由は、次の6つのメリットが得られるためです。

● 売上アップ
● 他者との差別化
● 業務の効率化
● 経営判断の迅速化
● 宣伝広告費の削減
● エンゲージメント向上

売上アップ

ブランディングを図ることで、ブランドそのものに付加価値が生まれ、信頼性もアップします。自社ならではの魅力を強みとし、それをブランディングに活かせば、大企業にも負けない商品・サービスになるでしょう。

他社との差別化

ユニークなブランディングに成功すれば、自社の商品・サービスにオンリーワンの価値が生まれます。他者との差別化につながり、価格競争から脱却できるはずです。

業務の効率化

確立されたブランディングは、確固たる指針になります。方向性やコンセプトが定まりやすくなるため、業務効率が上がり、新たな商品・サービスがスピーディーに生み出せるようになるでしょう。

経営判断の迅速化

ブランディングの根本にあるのは、自社の理念や将来的なビジョンです。今後の経営方針を決めるガイドラインにもなるため、社内やステークホルダーとの意識が統一され、迅速な意思決定が実現します。

宣伝広告費の削減

ブランディングが周知されると、自社商品・サービスの信頼性も高まり、大々的に宣伝・広告しなくても選ばれるようになります。また、ブランドイメージに共感するファンが獲得できれば、無料の広告塔となり、幅広く新規顧客が集客できるでしょう。

エンゲージメント向上

ブランディングは、社内スタッフとのエンゲージメントを向上させるために欠かせない要素の一つです。自社に深い愛着心や思い入れを抱く従業員はモチベーションと貢献意欲が高い傾向にあり、結果としてより良い商品・サービスの提供につながります。

中小企業のブランディングの課題

中小企業のブランディングの課題

中小企業は、その規模ゆえに、以下のような課題に直面しやすいといえます。

● リソース不足
● 意思決定の偏り
● 継続の困難

リソース不足

中小企業は、大企業と比べ、ブランディングのノウハウのある人材が少なく、資金の余裕もない傾向にあります。施策選定の基準となるポイントも分からないケースが多く、投資の判断が難しいでしょう。

リソース不足をカバーするには、社内アンケートなどを通して自社の問題点を視覚化し、既存の事業のブランディングから重点的に対策していくことが推奨されます。

また、コンサルティングを提供する業者からノウハウを学び、自社のパワーアップにつなげるのも一つの手です。費用は、複数社の相見積もりを取り、比較検討するとよいでしょう。

意思決定の偏り

現場主体でブランディングを図る場合、規模の小さな中小企業だと、経営の上層部の発言力や社内政治に左右されてしまうケースが少なくありません。また、部門間の利害の不一致から、プロジェクト進行やブランディングの周知を妨げてしまうこともあります。

意思決定の偏りを解消するには、企画・業務フローの見直しが必要です。外部機関とも協力して社内バイアスを弱め、現場の意見も取り入れたブランディングの仕組みを構築することで、社内全体へのスムーズが促せるでしょう。

継続の困難

中小企業の規模では、ブランディングにかける資金・人材の確保が困難で、施策が一過性になりがちです。しかし、ブランディングの効果が出るまでには、ある程度の時間とコストがかかります。さらに実施後は効果を測定・分析し、より良いブランディングへと変えていかなければなりません。

費用面による継続の困難は、現在の経営や業務を見直し、無駄を省けば予算が捻出できるはずです。くわえて、2ヵ年以上で予算立てすることで、分配しやすくなるでしょう。

人的リソース問題の解決には、ブランディングに関する内部統制が不可欠です。ブランド管理の部門・部署を設置し、継続的な成長を支える体制を整えましょう。

中小企業白書からみるブランディング成功のポイント

中小企業白書からみるブランディング成功のポイント

先述のとおり、中小企業は大企業よりリソースや知名度が不足しやすく、ブランディングのリターンの不確実性も踏まえると着手に足踏みしてしまうのも無理はありません。そこで、中小企業白書の内容を参考に、ブランディングの成功のポイントを考えていきましょう。

標準化を活用する

「標準化」とは、特定の規格を利用し、商品・ブランドに付加価値を与える施策を指します。ブランディングに活用できる企画の具体例は「JIS規格」や「ISO」規格などです。こうした規格による標準化を「デジュール標準」といい、自社自体にネームバリューがなくても、商品・サービスの技術力や信頼性が確かであることが証明できます。

近年は「新市場創造型標準化制度」により、中小企業も標準化に参画しやすくなりました。また「標準化活用支援パートナーシップ制度」が設置され、パートナー機関を通じた支援も認められるようになっています。

デザイン経営に取り組む

「デザイン経営」とは、独自のデザインを資源として企業の価値を向上する施策です。企業の理念や価値観を表現する手段の一つであり、商品・サービスにデザインを反映させることで、より高い価値が生まれます。

中小企業ではまだデザイン経営の認知度が低く、その分取り組みも不十分です。しかし、デザイン経営を実施すれば、ブランド力の向上はもちろん、新商品開発やイノベーションといったインターなるブランディングにも良い影響を与えます。

中小企業のブランディングにはグッズ制作がおすすめ!成功事例3選

中小企業におすすめのブランディング施策は、オリジナルグッズやノベルティの制作です。先述のデザイン経営施策の一環であり、BtoB・BtoCの双方に効果が見込めます。実際に、デザイン経営を戦略の中心に据えた成功事例も少なくありません。

ここでは、弊社と提携してグッズ制作に取り組んだ中小企業ブランディングの成功事例を3つ紹介します。

【ウィルクハーン・ジャパン株式会社】オリジナルトートバッグ&ドリップコーヒー

ドイツの高級家具メーカー「ウィルクハーン・ジャパン株式会社」さま。持続可能な社会へつながる製品づくりという理念を反映させたオリジナルのトートバッグやドリップコーヒーを制作し、展示会の参加者へ配布しました。

再生素材の生地や、福祉施設で生産されたグッズを採用することで、エシカルに積極的なイメージを強化することに成功しています。

【株式会社ドムドムフードサービス】ドムドムハンバーガーオリジナルグッズ

日本初のハンバーガーチェーンとして名高い「株式会社ドムドムフードサービス」さまでは、オリジナルデザインの販売用グッズを制作しました。

折りたたみ式マルシェバッグや大容量のマグカップといった実用性抜群のアイテムを選定し、オリジナルキャラクター「とむぞうくん」プリントで特別感を演出。ブランドカラーや使い勝手のよい色を取り入れ、幅広い層へのアピールに成功しています。

【株式会社乃が美ホールディングス】乃が美オリジナルジッパーバッグ

創業6周年記念にノベルティ企画を展開した「株式会社乃が美ホールディングス」さま。看板商品である乃が美食パンのリアルな写真を全面にプリントしたオリジナルジッパーバッグを制作し、それを活用した適切な保存方法を一緒に提案することで多くのファンを喜ばせました。

まとめ

ブランディングは、経済産業省でも推奨されているマーケティング施策であり、中小企業の今後を左右する大きな要因となることは間違いありません。手軽にブランディングを図るなら、オリジナルグッズやノベルティを活用した施策の展開をおすすめします。オリジナリティあふれるグッズを制作し、各種規格の認定を受ければ、より効果的にブランド力アップが図れるはずです。

オリジナルグッズ・ノベルティ制作のご相談は「オリジナルグッズドットコム」へおまかせください。グッズ制作の豊富な経験とノウハウを活かし、商品・サービスに最適なグッズの選定をお手伝いします。デザインや企画に関する課題の相談も承りますので、ぜひお気軽に お問い合わせください。

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WRITER おがた

株式会社トランス イーコマース部

ノベルティ・オリジナルグッズ業界2年目。エンタメグッズ案件に携わった経験あり。
現在はコンテンツ作成やメールマガジンなどを担当。
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