オリジナルグッズの印刷方法4選|選び方・目的別のおすすめ・注意点などを解説
最終更新日:2025.10.28
オリジナルグッズの印刷方法の種類について、「違いがわからない」「どれを選ぶべきか判断できない」など悩まされている方は多いのではないでしょうか。
印刷方法は、種類によって仕上がりや特長が大きく異なります。「どれを選んでも大差ないのでは?」と思いがちですが、デザインやアイテムの種類に合わせて適したものを選ぶだけで、デザインの良さを引き出したり、品質を高めたりすることが可能です。
このコラムでは、オリジナルグッズの代表的な印刷方法4種類について、特徴・選び方・目的別のおすすめなどを解説します。オリジナルグッズ制作時の注意点もご紹介しますので、費用対効果の高いグッズ作成を実現させるための参考にしてみてください。
オリジナルグッズの印刷方法に関する基礎知識
オリジナルグッズの印刷方法について、押さえておくべき基本的なポイントが次の4点です。
・印刷方法の代表例は、シルク印刷・パッド印刷・インクジェット印刷・昇華転写印刷
・印刷方法によって、カラー・グラデーション・繊細な表現などの得手不得手がある
・素材の種類やアイテムの形状によって、適した印刷方法が異なる
・ロット数が少ないと、印刷方法によっては割高になる場合がある
このように、印刷方法にはさまざまな種類や違いがあることがわかります。では、具体的に各印刷方法がどのような特徴を備えるのか、次章以降で見ていきましょう。
オリジナルグッズの代表的な印刷方法
オリジナルグッズの名入れに採用される主な印刷方法には、シルク印刷・パッド印刷・インクジェット印刷・昇華転写印刷の4種類があります。
それぞれの印刷方法のポイントや注意しておきたい点を、簡単に把握しておきましょう。
印刷方法①シルク印刷
ポリエステルなどの素材で作ったシルクスクリーンの版板を使って名入れする方法が、シルク印刷です。広範囲にくっきりとしたにじみのない名入れができるので、限定デザインのノベルティ・推し活向けグッズなど、デザイン映えが重要なグッズ作成時に向いています。凹凸がある面に自然に印刷できる点も魅力です。
版板を作る印刷方法であるため、制作するオリジナルグッズのロット数が少ない場合はコストパフォーマンスが悪くなる場合があるので、事前に見積もりを確認しておきましょう。また、単色印刷向けの印刷方法なので、フルカラー印刷をしたい場合は、別の印刷方法を選ぶ必要があります。
印刷方法②パッド印刷
シリコンゴム製のパッドにインクを載せ、名入れをしたいグッズに押し当てて印刷する方法をパッド印刷と呼びます。ゴム製のパッドは柔らかく曲面にも印刷可能で、ボトルやマグカップの表面などに名入れしたいときに最適です。また、繊細なデザインであっても高精細に名入れができます。
パッド印刷は、広い範囲への印刷やフルカラー印刷での名入れには適しません。オリジナルデザインをグッズ全体に入れたい場合は、パッド印刷以外を選択するのがおすすめです。
印刷方法③インクジェット印刷
インクジェットプリンターを用いてオリジナルグッズに直接インクを吹きつけて名入れするのが、インクジェット印刷です。フルカラーやグラデーションのデザインも色鮮やかに仕上がる色彩表現の豊かさが特徴です。
ただし、使用できる色がシアン・マゼンタ・イエロー・ブラックに限られており、金・銀・メタリックカラー・蛍光カラーなどは表現できません。こういった特殊なカラーを取り入れたい場合は、他の印刷方法を選ぶ必要があるでしょう。
印刷方法④昇華転写印刷
昇華転写印刷では、転写紙にオリジナルデザインを印刷したものを名入れしたいオリジナルグッズに当て、熱の力で転写して印刷します。インクジェット印刷と同様、フルカラーやグラデーションのデザインも色鮮やかに仕上がる色彩表現の豊かさが特徴です。
デザインを転写するときは高温になるので、熱に弱い素材には適しません。若干、にじむ場合があり、細かな表現がポイントとなるデザインのグッズ作成をする際は、他の印刷方法も検討しましょう。
オリジナルグッズの最適な印刷方法を選ぶには?
「数あるオリジナルグッズの印刷方法から、最適な種類を選ぶ方法がわからない」というときは、次の3つのポイントに着目するのがおすすめです。
・名入れするデザインに使われているカラーの種類や表現方法
・名入れをしたいアイテムの形状や素材
・ロット数と予算
それぞれ、どのようなところが印刷方法選びのポイントになるのか、もう少し詳しく説明します。
名入れするデザインに使われているカラーの種類や表現方法
オリジナルグッズに名入れしたいデザインによって、適している印刷方法は異なります。次のような点を意識してデザインをチェックしてみましょう。
・使いたい色は、単色か2~3色かフルカラーか
・金や銀、蛍光カラーなどを使いたいか
・グラデーションを表現したいか
・つぶれると困る繊細な表現や小さな余白などはあるか
例えば、少ない色数でよい場合はシルク印刷やパッド印刷、フルカラーやグラデーションにしたい場合はインクジェット印刷や昇華転写印刷を選びましょう。金や銀など特殊な色を使いたい場合は、昇華転写印刷がおすすめです。
名入れをしたいアイテムの形状や素材
名入れをするアイテム側について着目したいのは、主に次の3点です。
・平面か、凹凸のある面や曲面か
・熱に強い素材か
・名入れをしたい範囲は広いか
印刷面が平面であれば、どの印刷方法でも対応できます。凹凸や曲面があるなら、パッド印刷や回転シルク印刷などがおすすめです。熱に弱い素材である場合は、昇華転写印刷は避けましょう。また、広範囲に名入れしたいならパッド印刷は適しません。
ロット数と予算
版を作成するタイプの印刷方法は、ロット数が少ない時は割高になる場合があります。一例として、シルク印刷やパッド印刷はロット数が多いほどリーズナブルになる傾向にあるので注意が必要です。事前に見積もりを取った上で、見込んでいる予算と比較しておきましょう。
目的別おすすめのオリジナルグッズ印刷方法
ここまでの解説を踏まえて、目的別にどのような印刷方法が向いているのかをまとめてご紹介します。印刷方法選びのヒントとして参考にしてみてください。
| 目的 | おすすめ印刷方法例 |
|---|---|
| 細部までこだわった繊細な表現の推し活グッズを制作したい | ・パッド印刷 ・シルク印刷 |
| マグカップやボトルの全周など広範囲に印刷したい | ・回転シルク印刷 |
| 写真や絵画の色彩の鮮やかさやグラデーションまで表現したい | ・インクジェット印刷 |
| 金や銀も使って高級感のある記念品を作成したい | ・インクジェット印刷以外 |
| 蛍光色を使って印象的なノベルティを作成したい | |
| フルカラー印刷で自然な仕上がりのグッズを作りたい | ・昇華転写印刷 |
| 作成するロット数は少ないがコストを抑えたい | ・昇華転写印刷 ・インクジェット印刷 |
オリジナルグッズを制作するときの注意点
高品質なオリジナルグッズをスムーズに制作するためには、適切な印刷方法選びに加えて、次の2点に注意しましょう。
・名入れクオリティ
・納期
印刷方法の選び方の他にも、名入れの仕上がりを左右するポイントがあります。それがオリジナルグッズ制作会社の選び方です。オリジナルグッズ制作会社によって仕上がりには差があるため、制作実績の多い会社を選びましょう。
また、オリジナルグッズ制作は、アイテムの調達や名入れなど工程が多いので想定外に納期が長引く場合があります。特に在庫や加工会社が国外にある場合、その傾向は顕著です。あらかじめ、納期をしっかりと確認しておきましょう。
【参考:オリジナルグッズドットコムならハイクオリティな記念品が短納期で実現!】
オリジナルグッズドットコムには、名入れ品質の高さに加え、次のようなおすすめポイントがあります。
・最短2日で出荷可能、金額・納期を24時間いつでも確認できて安心
・圧倒的低価格でリーズナブルに高品質なオリジナルグッズ制作を実現
・国内在庫を豊富に保有しており、想定外の欠品や遅延に悩まされるリスクを排除
まとめ:名入れ印刷をしてグッズ作成するならオリジナルグッズドットコムにおまかせ
オリジナルグッズに名入れするための印刷方法には、シルク印刷・パッド印刷・インクジェット印刷・昇華転写印刷など、さまざまな種類があります。印刷方法の選び方によって、デザインの良さを引き出したり品質を高めたりすることが可能です。
オリジナルグッズドットコムでは、作成したいオリジナルグッズに最適な印刷方法で名入れが可能です。「もらって嬉しい」と喜ばれ、お気に入りの一品として愛用されるオリジナルグッズを作るなら、ぜひオリジナルグッズドットコムにおまかせください。





