トートバッグの持ち手の長さはどれがいい?測り方や調節方法もご紹介
最終更新日:2024.12.10
トートバッグの持ち手には、さまざまな長さがあります。長さによって対応する持ち方が異なるため、用途や本体サイズとの相性に応じた持ち手選びが肝心です。
そこで今回の記事では、トートバッグの持ち手のサイズの測り方や、長さの選び方を紹介します。持ち手の長さの調節方法もお伝えしますので、トートバッグ制作の際にぜひ参考にしてください。
トートバッグの持ち手の長さの測り方
まず、トートバッグの持ち手の正しい測り方を説明します。トートバッグの持ち手のサイズ表記は「幅(W)× 高さ(L)」です。それぞれどの部分に該当するのか確認していきましょう。
幅(W)
トートバッグの持ち手の幅(W)は短辺の長さです。幅の太さによって、持ったときの感触や持ちやすさ、強度などが異なります。
高さ(H)
通常、トートバッグの持ち手の高さ(H)はU字のようになっている部分の全長です。つまり、本体との接合部から、その反対側までの布全体のサイズが持ち手の高さに該当します。
ただし、レジ袋型のマルシェバッグをはじめとする一部のトートバッグでは、持ち手の根元からトップまでの長さが高さです。その場合、一般的な高さのサイズ表記に換算すると、およそ2倍の長さになると考えておきましょう。
トートバッグの持ち手の長さの選び方
トートバッグは、持ち手の長さによって使い勝手が大きく変わります。どの長さがよいか迷ったときは、以下を基準に選んでみてください。
● 本体の大きさとの対比で選ぶ
● 中に入れるモノによって選ぶ
● 使用者の体格で選ぶ
本体の大きさとの対比で選ぶ
トートバッグ本体部分の大きさによって、持ち手の長さに相性の良し悪しがあります。本体に対し、持ち手が長すぎたり小さすぎたりすると、利便性や見た目が悪くなりかねません。持ち物の出し入れがしやすいかや手持ちする際に下につかないか、本体に対し持ち手が目立ち過ぎないかなど、全体のバランスをみて持ち手の長さを決めましょう。 H(高さ)」で表記されます。
中に入れるモノによって選ぶ
トートバッグの中に入れるもののサイズや重さ、種類によって適した持ち手の長さが異なります。例えば、たくさんの荷物を入れるときや、重いモノを運ぶ場合は、持ち手の長いトートバッグの方が肩に掛けられて便利です。一方、必要最低限のモノや小物を入れる用途のトートバッグなら、持ち手が短いほうが出し入れしやすく、見た目もすっきりとした印象になります。 H(高さ)× D(マチの奥行き)」です。なお、船底トートバッグのWはマチの長さを含みます。
使用者の体格で選ぶ
実際にトートバッグを使用する人の体格も、トートバッグの長さ選びの重要な基準です。小柄な方やお子さまが持つトートバッグの持ち手は、長いと下についてしまいやすいので、短めの長さが適しています。大人の方や、特に背の高い方は、持ち手の短いトートバッグだと肩掛けができないため、余裕のある長さにするとよいでしょう。
【持ち方別】ちょうどいいトートバッグの持ち手の長さ
トートバッグの持ち手の長さは、持ち方によっておおよその目安となるサイズが決まっています。トートバッグの持ち方ごとに適した持ち手の長さは、以下のとおりです。
● 手持ち:25cm〜40cm
● 肘掛け:30cm〜45cm
● 肩掛け:50cm〜60cm
手持ち:25cm〜40cm
手持ちするトートバッグの持ち手は、25cm〜40cm程度の長さが適しています。ターゲットがお子さまなど小柄な方なら短め、肘にも掛けられるトートバッグにしたい場合は長めにとりましょう。またトートバッグ本体が横に長いデザインの場合、持ち手が短すぎると中央に寄った形になってしまうため少し余裕を持たせるほうがバランスがよくなります。
肘掛け:30cm〜45cm
肘掛け用のトートバッグには、持ち手30cm〜45cm程度が最適だといえます。肘掛けは女性に多い持ち方なので、レディース用や本体部分が小ぶりなトートバッグを制作する際によく選ばれる長さです。それ以上長くしてしまうと、トートバッグの本体が下についてしまいやすくなるので注意してください。
肩掛け:50cm〜60cm
トートバッグを肩掛けするなら、持ち手が50cm〜60cm程度は必要です。レディース用が約50cm、メンズ用は60cm、ユニセックスで使えるトートバッグならその中間の約55cmが目安になります。冬場などに厚着することを想定すると、少し余裕を持たせた持ち手の長さを設定しておくとよいでしょう。
【目的別】使いやすい持ち手の長さ
トートバッグは、使用目的によっても使いやすい持ち手の長さが異なります。ここでは、トートバッグによくある用途とそれに適した持ち手の長さをみていきましょう。
通勤・通学
通勤・通学に使用するトートバッグの持ち手は、中にA4サイズ以上のモノやたくさんの荷物を入れることが想定されるため、肩掛けできる長さがよいでしょう。持ち手が45cm以上あれば、荷物の多さや重さにかかわらずさまざまなシーンに対応できます。
お出かけ
ちょっとしたお出かけやショッピングなどに行くときのトートバッグは、その日のファッションや行き先で持ち方も変わるため、マルチユースな長さだと使い勝手がよくなります。本体部分のサイズや使用者の体格にもよりますが、持ち手を45cmくらいに設定すれば、手持ち・肘掛け・肩掛けの3通りの持ち方が可能です。
エコバッグ・サブバッグ
エコバッグの持ち手は、一般的なレジ袋と同じサイズ感がよいでしょう。手持ちや肘掛けタイプのマルシェバッグの持ち手は約15cm〜20cm、肘に掛けられるようにする場合はそれ以上の長さを目安にしてください。一方サブバッグは、一度に複数のバッグを持つことが想定されるため、さまざまな持ち方のできる45cm程度の長さがおすすめです。
ランチバッグ
ランチバッグの場合は手持ちが基本の持ち方になるため、持ち手が約25cmもあれば十分です。肘掛けもできるようにするなら、30cm〜40cm程度の長さに設定しましょう。
子どもレッスンバッグ
小さなお子さまが持つことを想定したレッスンバッグは、持ち手が長すぎると肩に掛けても下についてしまうかもしれません。30cm〜35cm程度の長さにしておけば、手持ち・肩掛けのいずれにも対応できて使いやすいはずです。
メンズ向け
メンズ向けのトートバッグの持ち手は長めに設定するのが一般的です。約60cm〜65cmを基準に、本体サイズとのバランスや季節などを踏まえて持ち手の長さを決めましょう。
レジャー
レジャー用のトートバッグは大容量を求められるケースが多いため、そのぶん持ち手の長さも長いほうが好まれる傾向にあります。本体サイズとの相性や肩掛けできることも考慮すると、持ち手の長さは55cm以上を目安にしてください。
ペアレンツバッグ
たくさんの赤ちゃんのお出かけグッズを入れるペアレンツバッグ(マザーズバッグ)には、肩掛けできる55cm〜65cm程度の長さがおすすめです。女性が持つことも多いので、長すぎる持ち手は避けましょう。
ノベルティ
トートバッグをノベルティにする場合は、幅広い使い方ができるよう、マルチユースな45cm前後の長さの持ち手がよく選ばれます。手持ち・肘掛けタイプのトートバッグほうがショップ名やロゴ、デザインが見えやすくなるので、持ち手をもう少し短い30cm〜40cmくらいにするのもおすすめです。
ショッパー
購入品を入れるショッパーは、本体サイズの大きさに応じた持ち手の長さになっているケースが多くみられます。例えば、ちょっとした小物を入れる用のショッパーには手持ち専用の25cm〜30cmが最適です。対して、衣類をはじめとする大きさのある商品を入れるなら、肘掛け・肩掛けに対応した45cm以上の持ち手がよいでしょう。
トートバッグの持ち手の長さ調節に◎簡単リメイク術3選
既製品は細かいサイズ変更に対応していない商品も多いため、トートバッグの持ち手の長さを変えたい場合はリメイクにチャレンジしてみましょう。以下では、トートバッグの持ち手のリメイク術のうち、長さ調節に関するものをピックアップしました。
持ち手の長さを短くする
持ち手の長さを短くするには、いったん持ち手を取り外し、カットもしくはちょうど良い長さのものに取り替えて再度つけ直します。もっと簡単に短くしたいなら、持ち手を好みの長さに折りたたみ、クリップや安全ピンで留めましょう。
持ち手を肩掛けできる長さにする
手持ち・肘掛けのトートバッグを肩掛けできる長さにしたいときは、持ち手自体を取り替えなければなりません。似た生地で持ち手を自作する方法もありますが、好みのショルダーベルトを取り付ければ持ち方に合わせて長さが変えられるので便利です。
太い持ち手の幅を狭くする
持ち手の幅を狭くしたい場合は、持つ部分の生地を好みの太さに折りたたんでから縫い付けます。厚みを出したくないなら、持ち手自体を取り替えましょう。また、一時的に細くするだけでよいなら、クリップや安全ピンで留めるだけでもOKです。
まとめ
ユーザーに愛用してもらえるトートバッグにするためには、持ち手にまでこだわる必要があります。持ち手一つで用途や使い勝手が大きく変わるので、ターゲットや目的に応じた持ち手の長さにしましょう。
オリジナルグッズドットコムでは、短め〜長めまで多彩な持ち手がついたトートバッグをご用意しています。どの長さにするか迷っているなど、どのようなご質問にも喜んでお答えしますので、ぜひお気軽に
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