トートバッグの洗い方|汚れの種類別の洗濯方法とお手入れの注意点

トートバッグの洗い方|汚れの種類別の洗濯方法とお手入れの注意点

最終更新日:2024.11.05

トートバッグをきちんとお手入れできていますか?素材や汚れの種類によって、落とし方や洗濯方法が異なります。失敗するとシワや傷み、変色の原因になるため、正しい方法を学んでおくことが大切です。

そこで今回の記事では、トートバッグの洗い方と、洗濯後の注意点を説明します。汚れがきれいに落ちるお手入れ・使い方のポイントも紹介しますので、トートバッグをどうやって洗えばよいか悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

トートバッグは洗える?

前提として、トートバッグには素材によって洗えるものと洗えないものがあります。まず、以下で洗濯の可否を確認しましょう。

洗濯できるトートバッグ

トートバッグの生地によく選ばれる、次のような素材は水で洗えます。

● 綿素材
● 化学繊維
● 不織布
● プラスチック

なお、上記の生地のトートバッグなら必ず洗えるわけではありません。また洗えるからといって、洗濯機にかけられるかどうかは別問題です。同じ素材でも種類によっては洗えないものもあるため、洗う前に必ず洗濯表示をチェックしてください。

洗濯できないトートバッグ

対して、洗えないトートバッグの生地の代表例は以下の3つです。

● レザー
● 天然素材のカゴ
● ジュート

上記の素材のトートバッグが汚れたときは、乾拭きや水を固く絞った布でやさしいタッチで拭いてください。なおレザーには、専用のクリーナーや保湿剤が販売されています。またジュートは絶対に洗えないわけではありませんが、無理に洗濯すると傷み・変形が起こりがちです。極力洗わず、上記の方法でお手入れするほうがよいでしょう。

トートバッグの洗い方

トートバッグは、主に次の3通りの洗い方があります。

● 手洗い
● 洗濯機
● クリーニング

手洗い

トートバッグの基本の洗い方は手洗いです。なお手洗いの可否は、洗濯表示に洗濯桶へ手を入れるマークが付いているかどうかで判断できます。

手洗いのやり方は、部分洗いとつけ置き、押し洗いの繰り返しです。また、手洗いだとすすぎが甘くなりがち。洗剤が残っているとシミや黄ばみの原因になるので、水を変えながら押し洗いし、洗剤が出なくなるまでしっかりとすすぎましょう。

洗濯機

洗濯表示に洗濯桶と数字のマークが記載されているトートバッグは、洗濯機で洗えます。なお図柄の数字は、洗濯する液の温度の上限値です。

トートバッグの洗濯に適しているのは「おしゃれ着洗い」「ドライクリーニング」などのデリケートな衣類専用のコース。また洗濯機を使う場合、トートバッグは必ず洗濯ネットに入れましょう。脱水はしないほうがよいですが、かけるときはごく短時間に留めたうえ、タオルドライがベストです。

クリーニング

洗濯表示に手洗いもしくは洗濯機のマークが付いていないトートバッグは自宅では洗えないので、汚れた場合はクリーニングに出しましょう。また洗濯は可能でも、繊細な装飾のあるトートバッグや、生地の劣化が心配なときは、無理に自分で洗おうとせずクリーニングに出すほうが無難です。

【種類別】トートバッグについた汚れの落とし方

続いて、トートバッグの正しい洗濯方法を汚れの種類別に説明します。

部分汚れ

トートバッグの汚れ具合がピンポイントな場合は、丸洗いする必要はなく、部分洗いでお手入れしましょう。なお部分洗いは、トートバッグの素材によってお手入れ方法が異なります。

綿などの天然素材100%のトートバッグの部分洗いでは、洗濯せっけんと歯ブラシを使うと汚れが簡単に落とせます。部分洗いに限らず、トートバッグを洗うときはゴシゴシこするのは厳禁です。洗濯せっけんを塗ったあと、汚れをやさしく掻き出すようなイメージで歯ブラシをトントンとリズミカルに動かして洗ってください。

ポリエステルやナイロンなどの化学繊維のトートバッグの部分洗いで使用するのは、エタノールや重曹です。エタノールを使うときは、原液をやわらかい布に適量含ませて拭き取れば汚れが落とせます。一方、重曹を使った部分洗いでは、水100mlに対し小さじ1杯程度を溶かした液を霧吹きなどで汚れにスプレーし、5分くらいおいてから乾拭きしましょう。

全体の汚れ

トートバッグ全体に汚れがあるときは、以下の手順で手洗いします。

1. 水に中性洗剤を溶かした洗濯液にトートバッグを浸してつけ置きする
2. 約20分〜30分経ったらそのまま押し洗いしたあと水でよくすすぐ
3. タオルドライしてから干す

押し洗いしたあとに汚れが残っているときは、歯ブラシなどでこすり洗いをしてください。

黄ばみ

トートバッグの全体的な黄ばみや黄色いシミは、薄いものなら部分洗いや丸洗いのやり方でお手入れすればOKです。しかし、時間が経った黄ばみや頑固なシミは普通に洗濯するだけではなかなか白くなりません。

そんなときに活躍するのが、キッチンの掃除でよく使われる重曹と中性の食器用洗剤。黄ばみや黄色いシミの原因は油汚れが多いので、油分の分解力に優れた洗剤で落としやすくなります。重曹と食器用洗剤を使った洗濯方法は、以下のとおりです。

1. 約40度のぬるま湯に洗剤と重曹を入れてつけ置きする
2. 汚れが落ちたら取り出してしっかりすすぐ
3. タオルドライで水分を取り、形を整えてから干す

つけ置きでは落ちない汚れは、軽くこすり洗いしましょう。

なおトートバッグを使っていなくても、素材によっては時間が経つと徐々に黄ばみやすくなります。黄ばみの防止には、定期的なお手入れと、高温多湿・直射日光を避けた場所での保管がポイントです。

どうしても黄ばみが落ちないときは、トートバッグを染めてみるのも一つの手。専用のグッズのほか、コーヒーなどの身近なものでも簡単に染められるので、ぜひチェックしてみてください。

黒ずみ

黒ずみがつきやすいトートバッグの角や持ち手は、部分洗いで対応。簡単な汚れなら、消しゴムを使うと落とせます。また全体が黒ずんでいる場合も、部分洗いと丸洗いの合わせ技できれいに落とせるはずです。また黒カビによる黒ずみは、重曹でつけ置き洗いし、水分・湿気が残らないようしっかりと干して乾かします。

臭い取り

汚れや汗、手垢の染み付いたトートバッグは、臭いが気になることもトートバッグに付いた臭いを取りたいときは、次の方法を試してみてください。

● ホコリを掃除する
● 天日干しする
● 重曹で洗う

ホコリが原因の臭いなら、ブラシなどで取り除けば緩和されます。また日光には乾燥だけではなく殺菌・消毒効果も期待できるため、干して日光に当てると臭いが取れやすくなります。

また重曹を使ってつけ置き洗いをすれば、汚れと一緒に臭いも取れます。やり方は黄ばみの落とし方と同じですので、そちらをご覧ください。

トートバッグを洗ったあとの取扱いの注意点

トートバッグのお手入れでは、ただ洗うだけではなく、干し方やシワ取り、保管方法も大切です。ここでは、トートバッグを洗ったあとの取り扱いの注意点をお伝えします。

シワを伸ばして陰干しする

洗ったトートバッグを乾かす際は、まずシワをしっかり伸ばします。そのうえで、トートバッグの口を広げるようにして形を整え、陰干ししてください。直射日光に当てると、トートバッグの傷みや変色・退色、硬化の原因になります。臭い取りなどで火に当てる必要があるときは、日差しの強い時間帯は避け、トートバッグを裏返して干すとよいでしょう。

アイロンは当て布をしてかける

綿生地のトートバッグは、アイロンの使用が可能です。洗濯表示の対応温度・モードに従うのはもちろん、当て布をしてからアイロンをかけましょう。当て布をしていれば、生地の傷みやプリントの剥がれが防止できます。

ただし、ポリエステルやナイロンをはじめとする化学繊維やレザーのトートバッグにはアイロンが使えません。アイロンの可否は素材によってさまざまなので、必ず洗濯表示を確認のうえ判断してください。

保管時は高温多湿を避ける

トートバッグを保管する際、温度や湿度が高いところに置いておくと、汚れや黄ばみ、カビの発生を招きます。高温多湿や直射日光が当たる場所は避け、風通しのよい暗所での保管がおすすめです。

トートバッグが長持ちするお手入れのコツ

以下6つのポイントを押さえてお手入れして、お気に入りのトートバッグが長持ちさせましょう。

● 予洗いする
● ぬるま湯で洗う
● 汚れの種類によって洗剤を変える
● 日常的にブラッシングする
● 濡れたまま放置しない
● 防水スプレーを活用する

予洗いする

トートバッグを洗う前に、チリ・ホコリやゴミの塊などを水で洗っておおかた落としておくと、その後の汚れ落ちがスムーズです。またピンポイントの頑固な汚れは、あらかじめ部分洗いをしてから洗濯するときれいに落ちやすくなります。

ぬるま湯で洗う

冷水で洗うより、30〜40度の人肌程度のぬるま湯で洗うほうが汚れがスッキリ落ちやすくなります。トートバッグの汚れには、ゴシゴシ洗うのではなく、水温を調節することで対応してみてください。

汚れの種類によって洗剤を変える

洗濯用の洗剤には、汚れの程度や範囲、種類などによって向き不向きがあります。例えば、広範囲の汚れは液体洗剤によるつけ置き、部分的なら固形せっけんが最適です。また頑固な汚れや臭いには、重曹が適しています。食品によるシミや頑固な油汚れは、中性の食器用洗剤を試してみてください。適材適所で洗剤を使い分けることで、トートバッグの汚れが効率よく落とせます。

日常的にブラッシングする

トートバッグは洗えるとはいえ、それはあくまでも最終手段。頻回の洗濯は生地の劣化を促すため、日頃のお手入れはブラシを使って汚れやホコリを取り除きましょう。定期的にブラッシングしておくことで、ひどい汚れや染み付き、臭いの防止にもなって一石二鳥です。また、トートバッグを洗濯する際にも、あらかじめブラッシングして簡単な汚れを取っておくことをおすすめします。

濡れたまま放置しない

トートバッグが濡れたままだと、汚れの染み付きや黄ばみ・黒ずみの原因になるため、放置してはいけません。雨などで濡れたときは、風通しのよい場所に干してすみやかに乾かしましょう。

防水スプレーを活用する

トートバッグの使う前に防水スプレーをかけておくと、撥水・防汚効果がぐっと高まります。防水スプレーを使う際は、乾いたトートバッグの全体へ均一になるよう吹き付けましょう。ただし、素材によっては防水スプレーが使えない場合があるため、必ず説明書を確認のうえ使用してください。

まとめ

パッと見ただけでは分からないかもしれませんが、日常的に使用しているトートバッグには汚れが蓄積しているもの。また、使わずに保管しているトートバッグも、経年でどんどん劣化していきます。トートバッグは自宅でのお手入れがOK!また、汚れの種類によって洗い方を変えればきれいな状態が保てます。干し方や普段のお手入れ・取り扱い方法にも注意して、お気に入りのトートバッグが長持ちさせてくださいね。

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WRITER 向井 章浩

株式会社トランス イーコマース部 マネージャー

ノベルティ・オリジナルグッズ業界で22年の経験を持ち、その間、売上No.1セールスを何度も達成。
仕入れや企画部門でのキャリアを経てオリジナルグッズドットコムを設立。
豊富な知識と経験から、皆様のグッズ制作に役立つコンテンツをお届けします。

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