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インバウンド対策を成功させるには?業界別の事例やおすすめグッズをご紹介
最終更新日:2025.01.06
日本産業の重要な課題となっている「インバウンド対策」。ホテル・旅館や飲食店、アパレル・小売業界をはじめとし、日本の各種業界の成長と成功の鍵を握る重要なファクターとなっています。
そこで今回の記事では、インバウンドの対策事例から、成功のコツやマーケティングのポイントを徹底解説!物販・販促におすすめのグッズや補助金に関する情報もまとめました。
インバウンド対策とは
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はじめに、そもそもインバウンド対策とはどのようなものなのか、注目の背景も併せて確認しておきましょう。
インバウンドの意味
「インバウンド」とは、海外からの旅行客や訪日外国人を指します。したがってインバウンド対策は、観光・ビジネス目的で日本に訪れる外国人を対象とした販促マーケティングです。なお、インバウンドとは反対に日本人が外国へ旅行へ行くことを「アウトバウンド」といいます。
インバウンド対策が重視される理由
新型コロナウイルス感染症流行の影響で一時落ち込んでいたインバウンドは、訪日規制の緩和により近年回復傾向にあります。また、国内消費も今や上げ止まりです。
その一方で、日本の伝統文化やサブカルチャーは「クールジャパン」と称され、世界的な一大トレンドとなっています。こうした日本固有の文化はインバウンド対策と好相性。いわゆる「ご当地もの」を展開すれば、地方創生や活性化の可能性も秘めているといえます。
そのような状況の中で、政府は国を挙げたインバウンド政策を策定しました。外国人の心をつかむ商品・サービスをいかに展開していくかが、今後のビジネスや国際交流活性化の成功の鍵を握るといっても過言ではありません。
インバウンド対策に大切な5つのこと
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商品・サービスの質
インバウンド対策に大事なのは「数」ではなく「質」です。訪日外国人の数を増やすのには限界があるように、商品・サービスも大量に買ってもらえるとは限りません。
そこで実用性や独自性、日本らしさを重視した上質な商品・サービスが提供できれば、リピーターの創出につながり、持続的なインバウンドが見込めます。日本ならではのテーマといえば「高品質」「多機能」「和風」。そのほか、人気キャラクター・アーティストなどとのコラボレートや、トレンドのサステナブルを取り入れたグッズもおすすめです。
外国人のニーズ
インバウンド対策としてグッズを展開する際は、外国人からの需要をしっかりリサーチしましょう。日本では特にめずらしくない意外なモノ・サービスが、外国人に受けることがあります。
反対に、日本で人気だからといって外国人にも好評とは限りません。また、文化の違いや、宗教への配慮も不可欠です。日本に寄せられるをニーズを把握し、外国人にとって魅力的な商品・サービスを展開することこそ、インバウンド対策のポイントだといえます。
イメージ戦略
グッズにより、訪日外国人にどのようなイメージを与えたいかということも大事な考え方だといえます。インバウンド対策で重視すべきイメージの具体例として挙げられるのは、次のとおりです。
● インターナショナルなブランディング
● ウエルカムな印象を前面に打ち出した演出
● Webサイト、標識、商品表示の多言語化
上記の戦略は、訪日外国人への実地販売だけではなく、インターネット上の商品・サービス展開や情報サイトの運営などにも不可欠の視点だといえます。
デジタルの活用
現代は、国を問わず社会全体でITが成熟した時代です。ビジネスや観光での訪日に当たり、多くの外国人がインターネット上の情報やサイト、SNSを活用していることから、インバウンド対策にもデジタルの活用が欠かせません。
また、通貨が異なることを考慮すると、決済方法の多様化も重要です。現在の市場で多くのシェアを占めるECの拡充のほか、今後はメタバースなどさらに高度なデジタル技術を駆使したインバウンド対策を求められることが予想されます。
トラブル防止策
日本と外国では文化が異なるため、インバウンド増加に伴う風紀・マナーの悪化が懸念されます。起こりうる問題を想定し、多言語対応やインターネット環境など、事前に対策を講じておきましょう。
また、インバウンド対策ばかりに気を取られ、日本人を軽んじていると思われてしまっては本末転倒です。商品・サービスの内容や価格設定などを決める際は、既存顧客にも配慮しつつ、バランスのよい落とし所を決めるようにしてください。
インバウンドが重要な業界と対策事例
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ホテル・旅館
ホテル・旅館をはじめとする宿泊業界では、訪日外国人へ向けた効果的なPRと予約増が課題です。また、時差や言語、通貨など日本とは異なる点の多い外国人へのインバウンド対策として、次のような具体例が挙げられます。
● システムのDX化による予約などの24時間対応
● Webサイト・パンフレットやスタッフ対応における多言語化
● 決済のキャッシュレス化
● インバウンド向け宿泊プランの創設
● SNS運用
● タブレット設置
● 上質なアメニティ・備品の設置
● 記念になるオリジナルグッズの販売
情報の積極的な発信と掲載で露出を増やし、世界中の旅行客の興味を引きましょう。
飲食店
レストランやカフェなどの飲食業界におけるインバウンド対策の要は、来店時のノンストレスな環境の提供です。具体的には、次のような対策例が挙げられます。
● サービスの提供メニューやポップの多言語表示
● 外国人にスムーズに対応できるスタッフの教育
● 決済のキャッシュレス化
● Web予約システムの導入
● セルフオーダーシステムの採用
● SNSの運用
● 外国人向けのオリジナルグッズ展開
あわせて、既存の邦人顧客にも配慮することで、インバウンド対策と常連客へのサービス向上が両立できるはずです。
アパレル・小売業
多くの外国人が日本へ訪れる理由として挙げているのがショッピング。アパレル・小売業界では、インバウンド消費が市場で大きなシェアを占めています。外国人の消費を促すには、店舗単位でのインバウンド対策が肝心。具体的には、次のような対策方法があります。
● 商品タグ、ポップ、スタッフの対応などの多言語化
● キャッシュレス決済の導入
● セルフレジの設置
● 免税販売の拡大
● 訪日外国人向けのオリジナル商品の展開
● 日本ならではのお土産品の販売
● 目立つ陳列方法・PR
上記にくわえ、アパレル・小売業におけるインバウンド対策では、デジタルマーケティングも重要です。SNS運用のほか、買い忘れ・リピートなどの対策にECサイトを運営なども有効な手段だといえます。
また、人気のアーティスト・キャラクターやご当地キャラクターとのコラボグッズなど、国内の特色を活かした商品展開も大人気!自分だけのアイテムが作れるなど、グッズ制作・販売を取り入れた体験型アクティビイティの提供もおすすめです。
インバウンド対策におすすめの物販・販促グッズ10選
インバウンド対策では、外国人の購買意欲を刺激するグッズ販売が重要です。ここからは、インバウンド対策におすすめの物販・販促グッズ10アイテムを紹介します。
マグカップ・湯呑
オリジナルグッズ販売やお土産に欠かせない定番品であるマグカップ。日本らしさ溢れる湯呑も外国人に人気で、ペア販売もできるアイテムです。
扇子
日本ならではの季節アイテムである扇子。和柄や和紙で作られており、お土産品としてぴったりのグッズだといえます。
手ぬぐい
和柄の手ぬぐいは日本の良さが活きる逸品。無地木綿の手ぬぐいなら印刷面も広いため、ビジネスツールとしてもおすすめです。国産品を選んで、クオリティの高さをアピールしましょう。
巾着
定番人気のポーチ類からは、日本らしさが演出できる巾着袋をセレクト。和柄プリントのほか、洋風な生地を使ったアイテムも女性や若者に人気です。単品商品のほか、小物雑貨を中に入れたセット販売や包装・ラッピングにも活用できます。
ステーショナリー
実用性の高さと日本特有の高いクオリティが人気のステーショナリー。法人外国人向け商品には、日本の天然木を使った文具などもおすすめです。
タンブラー・ボトル
抜群の実用性とエコなイメージがアピールできるタンブラーやボトル類。エコな素材からできたサステナブルグッズとして展開すれば、エシカルな企業・ブランドとしてイメージアップにつながるでしょう。
お箸・カトラリー
食事やランチタイムに欠かせないカトラリー類は、外国でもマイグッズとして持ち歩く人の多いアイテム。外国人やお子さまでも気軽に使えるスプーン・フォークのほか、日本ならではのお箸もお土産として人気です。
木札・絵馬・お守りストラップ
海外にもファンの多い神社・仏閣をテーマにした木札や絵馬、お守りグッズ。日本独自の文化の魅力が手軽にアピールできるアイテムだといえます。
スタンド・パネル
サブカルブームから人気に火のついたアクリル製のスタンドやパネル。販売のほか、集客や注意喚起のためのパネルとしても使えます。
ステッカー
和柄や日本の名画のほか、人気の日本人アーティストやアニメ・マンガのキャラクターが描かれたステッカーは、お手頃価格も相まって海外ファンに喜ばれるアイテム。グッズ販売以外にも、指差し用のステッカーを製作して備品として活用するもの一つの手です。
インバウンド対策に使える補助金
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インバウンド対策でよくある悩み事といえば費用面の問題。訪日外国人に喜ばれる商品・サービスを展開したくても、あまりコストをかける余裕がないという場合には、次のような補助制度の利用を検討するとよいでしょう。
● インバウンド対応力強化支援補助金
● インバウンド安全・安心対策推進事業
(※2024年12月現在の情報です)
令和6年度インバウンド対応力強化支援補助金は現在募集中。次年度のインバウンド安全・安心対策推進事業に関する詳細は、事務局に問い合わせてみてください。
まとめ
インバウンド需要が高まりをみせる中、各種業界・業種ではその対策が課題となっています。外国人が利用しやすいシステム・サービスへの見直しなどさまざまな対策方法がありますが、手軽にできて利益アップも見込めるのがオリジナルグッズの展開です。日本独自のテーマを活かして、訪日外国人に喜ばれるジャパニーズブランドグッズを制作すれば、人気が出ること間違いなしです!
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