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トートバッグの形の種類は?名前・特徴や素材の違いを踏まえた選び方
最終更新日:2025.01.06
トートバッグの形は、マチの形状や本体のサイズ、持ち手の長さなどで名前が変わります。使用感や適した用途も異なるため、違いをしっかりと把握したうえ、目的に応じたタイプを選ぶことが大切です。
今回の記事では、トートバッグの形の種類を徹底解説。素材の違いや選び方、トートバッグに関する豆知識も紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
トートバッグの形の名前
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トートバッグには多彩な形があり、主に各部位・特徴別の4つの区分にカテゴライズされています。
● 分類①マチの形状
● 分類②サイズ
● 分類③機能
● 分類④用途
分類①マチの形状
トートバッグは、側面および底部分のマチの有無や形が異なる次の4つの種類があります。
● フラットバッグ(マチなし)
● 船底バッグ(マチあり)
● 角底バッグ(マチあり)
● マルシェバッグ(横マチタイプ)
フラットバッグ(マチなし)
フラットバッグは、マチが一切ない平らなトートバッグ。薄手でかさばらず、資料など柔らかいものを入れても中で泳ぐことがありません。また、生地の使用量が少ない分、価格も控えめです。
船底バッグ(マチあり)
船底バッグは、船のような形をした底マチ付きのトートバッグ。底部分の角を落とした丸みのあるフォルムでコーディネートしやすく、トートバッグの中で最もポピュラーな形状です。フラットバッグより収納力が上りますが、マチが底部分のみなので価格が抑えられます。
角底バッグ(マチあり)
角底バッグは、本体部分の底と側面にマチが付いたトートバッグ。マチの総面積が広いため収納力が抜群で、自立も可能です。四角いフォルムなので、PCやタブレットなどの大きめサイズのガジェットや資料を入れるバッグとしても適してます。
マルシェバッグ(横マチタイプ)
マルシェバッグは、一般的なレジ袋と似た形のトートバッグ。買い物用のエコバッグとして用いられることも多いフォルムです。たっぷりとられたマチや太めの持ち手など、たくさんの荷物や重いものでも持ち運びやすくなる工夫が凝らされています。
分類②サイズ
トートバッグは、その機能がそのまま名称になっているものも少なくありません。以下では、機能の異なる4種類のバッグの特徴を紹介します。
縦長トートバッグ
縦長トートバッグは細長い形で、持った姿もスタイリッシュな印象です。トートバッグに最も多い形状であり、寸法によって異なるものの、A4サイズが入るサイズ感が基本形となっています。
横長トートバッグ
横長トートバッグは、横幅が長めで全体が船のような形です。持ち手が短くとられているものが多く、高さが低いので荷物が取り出しやすくなっています。ちょっとした荷物や小物雑貨などを入れるのに最適なサイズ感です。
分類③機能
トートバッグは、その機能がそのまま名称になっているものも少なくありません。以下では、機能の異なる4種類のバッグの特徴を紹介します。
折りたたみバッグ
折りたたみバッグは、その名のとおり小さく折りたためるトートバッグです。折りたたむことでコンパクトに」持ち運べるため、買い物袋やサブバッグなどとして重宝されています。
口閉じバッグ
口閉じバッグは、荷物を出し入れする開口部にファスナーや紐が付いて閉められるようになっているタイプ。中に入れたものを落とす心配がないほか、持っている人のプライバシーも守れます。
保冷・保温バッグ
夏場や寒い季節に大活躍の保冷・保温バッグ。買い物用やランチ用、アウトドアグッズとしても人気の機能性アイテムです。ボックス状の荷物やドリンクウェアを入れることを想定し、マチ広もしくは立体的な四角形になっているものも多い傾向にあります。
変わり種バッグ
グッズの形で他者と差別化したいときによく選ばれる、持ち手に個性のある変わり種バッグ。ロープハンドルやパイプハンドルのほか、バックパック兼用タイプやトレンドのつまみハンドルなど、持ち手の形の違いによって名前が付けられています。
分類④用途
トートバッグは、それぞれの用途がそのまま名前になっているものもあります。
ビジネスバッグ
ビジネスバッグは、ビジネスユースに特化したタイプのトートバッグ。A4がすっぽりと入るサイズ感が基本で、書類をきれいに収納できるよう四隅が角張ったフォルムになっているものが多い傾向にあります。
カジュアルバッグ
プライベートでの利用やファッションとコーディネートしやすいよう作られているカジュアルバッグ。形や大きさは小ぶりなものからビックサイズまでさまざまです。最もデザインの自由度が高く、オリジナリティが求められるカテゴリでもあります。
エコバッグ
エコバッグは、レジ袋の代わりに買い物用として使用されるトートバッグ。デザイン性より機能性が重視されており、軽さや汚れにくさ、持ち運びやすさなどに優れます。
ランチバッグ
ランチバッグは、お弁当やカトラリー、ドリンクウェアを入れるために作られたトートバッグです。トートバッグの中ではサイズが小さめの分類ですが、中に入れた荷物が傾かないようマチが広く持ち手が短い安定感のある形をしています。
トートバッグにおすすめの素材
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続いて、トートバッグの生地によく用いられる素材とその特徴をみていきましょう。
コットン
コットンは、自然素材である綿から作られた生地。薄手で吸水性が高く、比較的安価で仕入れられる素材です。
キャンバス
キャンバスは、コットンと同じく綿製でより厚手の平織り生地。普段使いのトートバッグの定番であり、固めで丈夫、中が透ける心配もありません。
ポリエステル
ポリエステルは、軽くて柔らか、シワにもなりにくい化繊生地。実用性が高く、軽量で耐水性もあり、薄手なわりに丈夫です。
不織布
不織布とは、繊維を化学的に接着して作られる生地。紙のような質感で非常に軽く、通気性に優れます。単価が安く、大量生産や無料配布用のトートバッグの生地に最適です。
デニム
不織布とは、繊維を化デニムとは、インディゴカラーの縦糸と無染色の横糸を使用したツイル生地。アパレルによく用いられることから分かるとおりファッショナブルかつ丈夫な素材で、使い込むほど色や風合いに味が出るのも魅力です。学的に接着して作られる生地。紙のような質感で非常に軽く、通気性に優れます。単価が安く、大量生産や無料配布用のトートバッグの生地に最適です。
ジュート・リネン
いずれも麻を原料とするジュートとリネン。ジュートは黄麻、リネンは亜麻という種類の麻が用いられており、天然由来のナチュラルな風合いが人気の秘訣です。
サステナブル生地
世界中でSDGsが推進されている中、一大トレンドとなっているサステナブル生地。人にも環境にもやさしいオーガニックコットンやフェアトレードコットンのほか、端材やペットボトル、廃棄食材を再利用して作られた素材など多彩な種類があります。
【目的別】トートバッグの形を選ぶポイント
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以下では、利用目的ごとに最適なトートバッグの形を紹介します。
物販
物販用のトートバッグは、使いやすさとファッション性が大切。舟底などのマチが付いたおしゃれな形状で、持ち手や機能に個性のあるデザインがおすすめです。
販促・ノベルティ
販促やノベルティとして制作するトートバッグは実用性とコストパフォーマンスが重要です。使用する生地が少ないフラットタイプで、生地もコットンや化繊など安価で仕入れられる素材のトートバッグがよく選ばれます。また、いくつ持っていても困らない折りたためるマルシェバッグやエコバッグは、幅広いユーザーに愛用してもらえるでしょう。
イベント
イベント時に販売・配布するトートバッグに求められる要素は、フルカラー印刷対応とプリントできる範囲の広さ。印刷面の広く搬入もしやすいフラットトートバッグや、ライブ・キャラクターグッズとしても人気なミニサイズやランチバッグなどが定番人気の形状です。
トートバッグとその形状にまつわる雑学
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以下では、トートバッグとその形状に関してよくある疑問・質問を集めました。
そもそもトートバッグとは?
トートバッグとは、主に持ち手が付いたカバンを指します。サイズや形に明確な定義がないため、多種多様なデザインのトートバッグが流通しています。
トートバッグのルーツ
トートバッグは、名前の由来にもなっている「Tote」が表すとおり、もともと重い氷を持ち運ぶために作られました。次第にデザインに改良が重ねられ、現代でも人気のファッションアイテムとなっています。
トートバッグとハンドバッグの違い
トートバッグは、男女で使い方が異なる傾向にあります。とはいえ、現代はジェンダーレスが普遍的な感覚として浸透しつつある時代。性別にとらわれず自由な持ち方を楽しむのがベストですが、ここではあくまでも目安としてレディース・メンズ別によくある使い方を紹介します。
【男女別】トートバッグには何を入れる?
トートバッグは、男女で使い方が異なる傾向にあります。とはいえ、現代はジェンダーレスが普遍的な感覚として浸透しつつある時代。性別にとらわれず自由な持ち方を楽しむのがベストですが、ここではあくまでも目安としてレディース・メンズ別によくある使い方を紹介します。
レディースの使い方
一般的に、女性は男性よりたくさんの荷物を持ち歩く方が多いといわれています。財布やスマートフォン、ハンカチ・ティッシュなどの基本グッズのほか、クシといった身だしなみを整えるアイテムやコスメ一式を常に持ち歩くケースもめずらしくありません。さらに仕事で使うガジェット類やランチグッズ、1泊程度の着替えも常備している方もいるため、大きめサイズのバッグや複数持ちなど荷物がすっきり収納できる工夫が必要です。
メンズの使い方
メンズの方がトートバッグを持ち歩くシーンといえば仕事中でしょう。普段はポケットで事足りる程度の荷物しかなくても、ビジネスではPC・タブレットや各種資料などかさばりやすいものを多く持ち歩くという方も少なくありません。そのため男性のビジネス利用では、収納しやすくカチッとした印象の角底タイプで縦長の形状が好まれやすいといえます。
まとめ
トートバッグの形は多種多様。マチや縦横のサイズ、機能・用途などでも個性が演出できるので、利用シーンやターゲット層のニーズに応じて最適な形状を選びましょう。
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