
外国人向けのお土産に和雑貨・工芸品が人気!インバウンド需要を取り込むポイント解説
最終更新日:2025.04.04
日本的なデザインが魅力の和雑貨や工芸品が、外国人向けのお土産として人気を博しています。年々、増加傾向にあるインバウンド需要を取り込む上で、和雑貨は見逃せないトレンドです。
ただし、すべての和雑貨・工芸品がインバウンド需要を取り入れられているわけではない点には、注意する必要があります。和雑貨・工芸品について、外国人が喜ぶポイントや売れ筋商品について把握しておくことが、インバウンド需要をうまく取り込む上でのポイントです。
今回は、外国人向けのお土産という観点から、和雑貨・工芸品が好まれるポイントや売れ筋、事例などを解説します。この機会に、インバウンド需要を賢く取り込むポイントを把握し、ビジネスに活かしていきましょう。
そもそも、インバウンド需要とは?

インバウンド(inbound)需要とは、訪日外国人による商品やサービスのニーズのことです。インバウンド需要を把握し、マッチする商品やサービスを提供できれば、インバウンド消費を呼び込み収益アップが見込めます。
では、なぜインバウンド需要を取り込むべきなのか、注目すべき理由や今後の見通しについて、ポイントを絞って確認しておきましょう。
インバウンド需要に注目すべき理由
インバウンド需要を取り込む戦略が求められる大きな理由として、今後の安定的な収益を確保していく上でインバウンド消費の重要性が大きいことが挙げられます。
インバウンド需要の見通し
インバウンド需要は、今後も拡大していく見通しです。大手旅行会社の株式会社JTBによると、2025年の訪日外国人は、前年比108.9%の4,020万人になると予測されています。
日本政府としても、2030年までに訪日外国人観光客を6,000万人に増やすことを目標として、さまざまな施策を行っています。増加割合は緩やかにはなるものの、今後も拡大傾向となることが期待できるでしょう。
インバウンド需要で和雑貨や工芸品が人気の理由

インバウンド需要で和雑貨・工芸品が人気の理由は、日本独自の文化や伝統を感じられるアイテムだからです。
訪日外国人は、日本ならではのものに関心を寄せています。これは、観光庁の「令和6年観光白書」において、日本の食やお酒・温泉などに加え、歴史や伝統的な文化に期待して訪日していると回答する外国人が多いことからも明らかです。
また、訪日外国人は、日本でのショッピングにも大きな期待を寄せています。日本の伝統文化をお土産として購入して持ち帰れる和雑貨・工芸品は、このようなインバウンドのニーズにマッチするため、人気を博していると言えるでしょう。
インバウンド向け和雑貨・工芸品の事例
インバウンド需要における人気を踏まえて、さまざまな企業が外国人向けの和雑貨・工芸品を展開しています。ここでは、その事例の一部を見てみましょう。
和柄傘 | ・株式会社シューズセレクションのレイングッズブランド「Waterfront®︎」の和柄傘
・桜や菊など日本らしいモチーフを、着物の柄のようなデザインでプリントした折り畳み傘や長傘をラインナップ ・訪日外国人の増加に伴い売上が倍増した |
---|---|
箱庭 | ・楽ポケ株式会社が訪日外国人向けのお土産として展開する箱庭「紀州玉手箱」
・日本庭園の枯山水風のミニチュアオブジェ ・購入時は材料の状態になっており、自分で「庭園づくり」を体験できるのも魅力 |
革小物 | ・創業100年を誇る伝統的な革小物専門メーカー「野村製作所」が手掛けるお土産ブランド「のむのもの」の革小物
・だるまをデザインしたコインケースなど、和のテイストあふれる雑貨を展開 |
外国人向けのお土産で人気!和雑貨・工芸品の売れ筋の具体例
前項の事例以外にも、外国人向けのお土産で人気の和雑貨・工芸品はたくさんあります。その一例は、次の通りです。
ちりめん・和柄雑貨 | ・巾着、バッグ
・財布 ・手鏡 ・扇子 ・風呂敷 ・シャツ など |
---|---|
和食器 | ・江戸切子
・津軽びいどろ ・琉球ガラス ・有田焼 ・信楽焼 ・備前焼 ・益子焼 ・お箸 など |
そのほか伝統的な和風小物 | ・熊野筆
・だるま ・博多人形 ・鎌倉彫 ・寄木細工 など |
和雑貨・工芸品にインバウンド需要を取り込むポイント

訪日外国人のお土産に人気の和雑貨・工芸品ですが、インバウンド需要を取り込むには、押さえるべきポイントが2つあります。
情報を拡散する
外国人向けのお土産として最適な和雑貨・工芸品があるという情報を外国人観光客に発信することが、インバウンド需要を取り込むためには欠かせません。海外から訪れる観光客が、その和雑貨・工芸品を認知していなければ、購入してもらうのは難しいからです。
SNSなど外国人でもよく目にするインターネット上の媒体で、和雑貨・工芸品の魅力やおすすめポイントについて拡散しておきましょう。
多言語に対応する
宣伝時や販売時は、多言語対応もしくはターゲットとする国の言語に対応することも大切です。すべての外国人が日本語に堪能なわけではないので、伝わる言語で表記しておかないと、商品の良さは伝わりません。
おすすめポイントや使用方法など、購入を検討する際に重要な情報だけでも、複数の言語で表記しておきましょう。
まとめ:外国人向けのお土産に最適なオリジナルグッズ・ラッピングはオリジナルグッズドットコムにおまかせ
和雑貨・工芸品は、日本の伝統文化に関心が強い訪日外国人向けのお土産に最適なアイテムです。情報発信や多言語対応に力を入れることで、インバウンド需要を取り込むことができるでしょう。
オリジナルグッズドットコムは、外国人向けのお土産に最適なオリジナルグッズ・ラッピングに使える名入れ可能なアイテムを豊富に取り揃えています。デザインやアイテム選びなどのご相談も承っておりますので、ぜひ、
オリジナルグッズドットコムにおまかせください。