オーガニックコットンとは?メリット・注意点・おすすめグッズなどを解説

オーガニックコットンとは?メリット・注意点・おすすめグッズなどを解説

最終更新日:2025.03.05

オーガニックコットンは、環境への配慮やSDGsへの貢献との関連でクローズアップされることの多い素材です。ただ、具体的にオーガニックとはどのような特徴のある素材なのか、詳しくは把握していないという方が多いのではないでしょうか。

「一般的なコットンと比べて何が違うのか」そのポイントを押さえておくことで、ニーズに合った最適な素材選びができるようになります。また、オーガニックコットンの特性を販促やブランディングなどに有効活用する上でも、正しい知識を持っておくことが重要です。

今回は、オーガニックコットンとはどのような素材なのか、特徴・メリット・デメリット・有効活用するためのポイントなどを解説します。オリジナルグッズの制作におすすめのポーチやトートバッグといった商品の具体例もご紹介しますので、ぜひご覧ください。

オーガニックコットンとは?

オーガニックコットンとは?

オーガニックコットンとは、有機栽培した綿花を使用するコットンの中でも、栽培時から製品の生産までの過程において一定の基準を満たす繊維や生地などのことです。特に、綿花の栽培や製品への加工時の、化学薬品不使用と生産者の適切な労働環境の確保が重視されています。

環境負荷を抑えられることに加え、生産者の健康被害の解決策にもなるオーガニックコットンは、SDGsの目標達成に貢献できるため注目を集めている素材です。

それでは、なぜオーガニックコットンが環境問題やSDGsとの絡みで重要視されるのか、もう少し詳しく見ておきましょう。

1-1. オーガニックコットンと認証されるための主な基準

前提として、認証を受けなくても、「オーガニックコットン」と表示し製品を流通させることは可能です。ただし、国際的には、原料や製品について「間違いなくオーガニックコットンであること」を第三者機関が認証する制度があります。

ここでは、認証基準についてポイントを簡単に確認し、オーガニックコットンが何を目的として生産・流通されているのかを把握しておきましょう。

オーガニックコットンの認証基準にはいくつかの種類があり、代表例がGOTS(Global Standard Textile Standard)です。GOTSでは、認証する基準として、70%以上がオーガニック素材であることやトレーサビリティの確保など、オーガニック由来の素材が確実に使われるよう担保する条件をいくつも定めています。

また、オーガニックであると称することのできる基準も厳格です。一例として、無農薬・無化学肥料といったオーガニックの基準に基づいた管理を、約3年継続した栽培環境で生産することなどが求められています。

さらに、生産者の健全な労働環境の確保が認定基準に含まれるなど、環境負荷の低減だけでなく労働者の人権保護も認証基準の要素です。

これらの基準から、オーガニックコットンは、主に「環境負荷の低減」「労働者の人権保護」の2つを目指して生産・流通されていることがわかります。

1-2. オーガニックコットンと一般的なコットンとの違い

厳格で公正な基準のもと生産・流通されているオーガニックコットンは、一般的なコットンと比べると、主に次のような違いがあります。

オーガニックコットン 一般的なコットン
化学的な肥料・殺虫剤 使用しない 使用する
洗浄・染色 環境負荷を減らすよう配慮が必要 配慮の必要性はない
収穫後から販売までの綿花の管理 ほかのオーガニックではない綿花と混ざらないように厳密に管理 ほかの綿花と混ざっても問題はない

オーガニックコットンのメリット

オーガニックコットンのメリット

オーガニックコットンを選ぶと、次のようなメリットがあります。

・環境負荷の低減につながる
・SDGsの目標達成に貢献できる
・ブランディングやPR効果が期待できる

各メリットについて、もう少し詳しく説明します。

環境負荷の低減につながる

オーガニックコットンは、化学肥料や農薬を使用せず、洗浄・染色の際にも環境汚染などが発生しないよう配慮します。そのため、オーガニックコットンを積極的に選ぶことで、土壌汚染や水質汚染の防止に貢献することが可能です。

SDGsの目標達成に貢献できる

環境負荷の低減に加え、労働者の人権保護にも配慮されたオーガニックコットンを選ぶことで、SDGsの目標達成に貢献できるのもメリットです。特に、SDGs目標12「つくる責任、つかう責任」の達成に、オーガニックコットンは深く関係しています。

ブランディングやPR効果が期待できる

オーガニックコットンを使ったノベルティやグッズなどを配布・販売することで、企業として、環境問題やSDGsの目標達成に誠実に向き合っていることをアピールできます。企業のブランディングやイメージアップ、消費者・投資家へのPRなどを検討している場合、オーガニックコットン製品はおすすめです。

オーガニックコットンのデメリットや注意点

オーガニックコットンのデメリットや注意点

オーガニックコットンは一般的なコットンと比べた場合、留意しておくべき点もあります。

・価格が比較的高め
・色の選択肢が少ない

どういうことなのか、もう少し詳しく見ていきましょう。

価格が比較的高め

オーガニックコットンはそれ以外のコットンと比べると、やや価格が高めの傾向にあります。化学肥料などを使わず手作業の工程も多いオーガニックコットンは、大量生産が難しく生産コストもかかるためです。

ただし、環境への配慮やSDGsの目標達成への貢献という、価格に見合った付加価値はあると言えるでしょう。

色の選択肢が少ない

漂白剤や化学的な染料を使用せずに生産されるオーガニックコットンは、カラーバリエーションが少ない点に注意が必要です。

とは言え、素材の色味を活かしたナチュラルカラーや、天然由来の染料による独特の色合いは、ほかのコットン製品と差別化を図りやすいという点では利点でもあります。

オーガニックコットンを有効活用するためのポイント

オーガニックコットンを有効活用するためのポイント

ブランディングやPR効果の高いオーガニックコットン製品は、名入れしてオリジナルグッズを制作するのにもおすすめです。オーガニックコットンを使った製品をビジネスやマーケティングで活用する場合、次のようなポイントを意識しておくと、有効活用しやすくなります。

・グッズ制作ならナチュラルカラーがおすすめ
・実用性の高いアイテムが効果的
・「オーガニック」の表示だけで選ばない

なぜ、こういったポイントを押さえるべきなのかについて、順番に説明します。

グッズ制作ならナチュラルカラーがおすすめ

オーガニックコットンを使ったアイテムでノベルティグッズや販促品などを制作する場合、色選びで迷ったら、ナチュラルカラーがおすすめです。

ナチュラルカラーであれば、見ただけで本来の素材感を重視していることが伝わるため、環境への配慮やSDGsへの貢献といったメッセージが伝わりやすいためです。

また、ナチュラルカラーは名入れが綺麗に映えるので、印刷したオリジナルデザインやロゴ、メッセージなどの印象が残りやすくなります。

このように、ナチュラルカラーであれば、配布効果や販促効果などを高めることができるでしょう。

実用性の高いアイテムが効果的

オーガニックコットンを採用しているという付加価値に加えて、実用性の高さも重視することで、オリジナルグッズの評価や効果を押し上げることができます。

例えば、ポーチやバッグのような実用性が高く日常的に使えるアイテムは普段から役に立つので、「もらってよかった」「買ってよかった」と思われやすいからです。

また、名入れされたデザインや企業名・ブランド名などを見る機会が増えるので、印象に残りやすくなります。印象に強く残るほど、ブランディングや認知拡大などの効果も高まるでしょう。

「オーガニック」の表示だけで選ばない

現在、日本では、「オーガニック」と表示することに関する規制などがありません。そのため、商品名に「オーガニック」と表示されているだけでは、本来のオーガニックコットンの基準を満たす製品かどうかはわからないのが現状です。

オーガニックコットン製品を選ぶ場合は、素材の構成や使われている染料までチェックしたり、認証があるかどうかを確認したりすると、安心です。

オーガニックコットンのおすすめアイテム5選

オリジナルグッズドットコムでは、オーガニックコットンを使用した巾着・トートバッグ・ポーチ・サコッシュなどを豊富に取り揃えています。オリジナルの名入れが映えるナチュラルカラー×シンプルデザインのアイテムも充実しており、オリジナリティの高いグッズを制作可能です。

ここでは、どのようなターゲット層にも「欲しい」と思われやすく、オリジナルの名入れができるアイテムを、厳選して5種類ピックアップしました。

オリジナル オーガニックコットン巾着(M) ナチュラル

¥143(税込)

農薬を3年以上使用していない農地で栽培した綿花を使用するなど、環境に配慮したオーガニックコットンの巾着。500mlペットボトルが余裕を持って入れられるサイズ(約W220mm×H280mm)で、実用性抜群です。デザイン・本体色ともにシンプルなので、オリジナルの名入れが映えて印象に残るグッズを制作できます。ラッピング用材としてもおすすめです。

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オリジナル フェアトレードコットンフラットトートバッグ

¥539(税込)

発展途上国の自立支援や生活改善に貢献できるフェアトレードコットンを使ったフラットトート。国際フェアトレード認証ラベル付きでSDGsへの貢献をPRできるオリジナルグッズを制作可能です。A4サイズが収納できる使い勝手の良いサイズで、ノベルティから資料配布用まで幅広い用途でお使いいただけます。名入れ範囲が広いのも魅力です。

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オリジナル オーガニックコットンキャンバスデイリーポーチ(M) ナチュラル

¥313(税込)

環境に配慮したオーガニックコットンのキャンバス地のデイリーポーチ。舟形で底面のマチが広く、たっぷり収納できます。小物入れ・コスメポーチ・トラベルポーチなど、さまざまな用途に対応可能です。表面と裏面の両方にフルカラー印刷で大きく名入れが可能なので、オリジナリティの高いグッズを制作できます。

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オリジナル オーガニック厚手コットンポケットサコッシュ ナチュラル

¥198(税込)

年代や性別を問わず人気の高いサコッシュ。厚手コットンを使用しているので傷みにくく長く使ってもらえます。環境に配慮したオーガニックコットンを採用しており、SDGsやエコなイメージを演出したい場合にも最適です。前面にポケットがあり、実用性に優れ喜ばれるオリジナルグッズを制作できます。表面と裏面の両方にフルカラー印刷で大きく名入れ可能です。

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オリジナル オーガニックコットンバイカラー保冷トートバッグ(S) ナチュラル

¥550(税込)

保冷機能が便利なオーガニックコットンのトートバッグ。本体色はナチュラルカラー、ファスナーと持ち手はブラックのバイカラーで、デザイン性が高いのも魅力です。サイズは約W300mm×H200mm×D120mmで、お弁当や350ml缶なら6本収納できます。普段使いはもちろんのこと、アウトドアやスポーツでも活躍します。表面と裏面の両方にフルカラー印刷で大きく名入れ可能です。

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まとめ|オーガニックコットンのグッズ制作は、オリジナルグッズドットコムにおまかせ

オーガニックコットンとは、化学肥料・農薬の不使用などオーガニック基準を満たす環境で生産されたコットンのことです。オーガニックコットンを選ぶことで、地球環境への負荷軽減やSDGsの目標達成に貢献できます。

オリジナルグッズドットコムでは、名入れをしたオリジナルグッズが制作できるオーガニックコットンを使った商品を、豊富に取り揃えています。デザインやアイテム選びなどのご相談も承っておりますので、ぜひ、 オリジナルグッズドットコムにおまかせください。

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WRITER 向井 章浩

株式会社トランス イーコマース部 マネージャー

ノベルティ・オリジナルグッズ業界で22年の経験を持ち、その間、売上No.1セールスを何度も達成。
仕入れや企画部門でのキャリアを経てオリジナルグッズドットコムを設立。
豊富な知識と経験から、皆様のグッズ制作に役立つコンテンツをお届けします。