販売促進費とは?ノベルティグッズを制作するなら必見のポイントを具体例を交えて解説
最終更新日:2024.10.30
販売促進費とは、商品やサービスなどについて販売促進し売上アップさせるための施策にかけた経費のことで、勘定科目の一種です。
販売促進費は、交際費や広告宣伝費といったほかの勘定科目と混同しやすいので、うっかり仕訳を誤りやすい科目でもあります。販売促進に使う目的でノベルティグッズを制作したからといって、必ずしも販売促進費に仕分けするとは限らないため、注意が必要です。
そこで今回は、販売促進費について、意味やどのような経費が該当する勘定科目なのかを具体的に解説します。ノベルティグッズを制作した場合を例にした仕訳例なども取り上げますので、適切な経理処理をするための参考にしてみてください。
後半では、販売促進費で購入するのにおすすめの商品を厳選して5種類ご紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
販売促進費とは
販売促進費とは、商品やサービスなどの販売促進(販促)のためにかかる経費を仕訳するための勘定科目です。販促では、売上をアップさせるために、ノベルティグッズやクーポンの配布・広告出稿・メルマガやDMの送付・イベントの実施などさまざまな施策を行います。
販売促進費として処理できる費用の主な特徴は、次のとおりです。
・商品やサービスの売上アップにつながる
・取引先や消費者へ支出する
・経費に当たる
このように見ていくと、「取引先に支出」する費用については、交際費と販売促進費のどちらに該当するのかわかりにくく感じる方も多いでしょう。また、「広告出稿」については、宣伝広告費と販売促進費のどちらに計上すべきか仕訳に迷いそうです。そこで、以下では、交際費・広告宣伝費と販売促進費の違いについて確認しておきましょう。
交際費と販売促進費の違い
交際費とは、取引先や仕入先といった特定の事業関係者に対して、接待や贈答などを行うための費用のことです。なお、広告宣伝目的の費用は、交際費には含まれません。例えば、接待の食事代金や送迎にかかる交通費、得意先の訪問時の手土産などが、交際費に当たります。
販売促進費と交際費との大きな違いは、「特定の相手を対象にしているかどうか」「広告宣伝を目的としているかどうか」の2つがポイントです。
販売促進費 | 交際費 | |
---|---|---|
対象 | 不特定 | 特定 |
目的 | 広告や宣伝も目的とする | 広告宣伝以外 |
上記を踏まえると、例えば取引先に贈答する場合、ロゴなどの入っていないものであれば宣伝にならないので交際費、ロゴなどが入っていれば宣伝の趣旨を含むので販売促進費という仕訳をします。
広告宣伝費と販売促進費の違い
広告宣伝費とは、不特定多数の対象に向けて、商品・サービス・企業名・ブランド名などを広く宣伝するための費用のことです。オンライン広告やテレビCM、チラシの配布、展示会の実施などにかかる費用が、広告宣伝費に当たります。
販売促進費と広告宣伝費は、線引きがあいまいな勘定科目です。一般的には、「ある程度限定された範囲へのアプローチが販売促進費」「特に条件なく幅広い層にアピールするのが広告宣伝費」とするケースが多い傾向にあります。
そのため、販売促進費と広告宣伝費の具体的な仕訳ルールは、企業に応じて異なるのが実情です。企業によっては、会計上、どちらか1つの勘定科目に絞って運用する場合もあります。自社のルールをきちんと整理し、統一した経理処理をすることが大切です。
販売促進費の具体例
販売促進費として計上できる経費について例を把握しておくと、具体的にイメージしやすくなります。販売促進費の代表例は、下記の通りです。
・オリジナルノベルティグッズの制作や配布にかかる費用
・割引クーポンの制作や配布にかかる費用
・イベントやキャンペーン、実演販売などを実施するための費用
・商品サンプル、代理店用のカタログなどの制作や配布にかかる費用
・販売報奨金にかかる費用
基本的には、このような費用は販売促進費として会計処理できます。ただし、社内で仕訳のルールが決まっている場合は、ルールを踏まえた統一的な処理をする必要がある点に注意しましょう。
タンブラーの種類別の特徴と向いているケース①素材
勘定科目「販売促進費」の仕訳で注意すべきポイント
ここでは、ノベルティグッズの制作に焦点を当てて、販売促進費に計上する際に注意すべきポイントを3つご紹介します。会計処理を正確にするためにも、誤りやすいポイントを把握しておきましょう。
【注意ポイント①】決算時にノベルティグッズが余ったら貯蔵品にしよう
制作したノベルティグッズが決算時に余っている場合は、貯蔵品の勘定科目に振り替える会計処理が必要です。
例えば、決算期にノベルティグッズが3万円分残っているなら、下記のように計上しましょう。
借方 | 貸方 | ||
---|---|---|---|
貯蔵品 | 30,000 | 販売促進費 | 30,000 |
【注意ポイント②】後払いでノベルティグッズを制作するなら未払金で計上
ノベルティグッズを制作するときに費用を後払いするなら、いったんは未払金で計上し、支払った時点で再度、仕訳を行いましょう。
例えば、3万円でノベルティグッズを制作し、後払いで普通預金から振り込んだ場合は、下記のような書き方をします。
借方 | 貸方 | ||
---|---|---|---|
販売促進費 | 30,000 | 未払金 | 30,000 |
借方 | 貸方 | ||
---|---|---|---|
未払金 | 30,000 | 普通預金 | 30,000 |
【注意ポイント③】費用が複数混在しているときは分けて計上する
新商品発売記念キャンペーンでノベルティグッズを制作し、取引先の接待も行ったという場合は、勘定科目を分けて計上する必要があります。
現金で支払いをした総額30万円のうち、ノベルティグッズの制作・配布にかかった費用が20万円、接待で使った飲食代が10万円の場合、下記のように計上しましょう。
借方 | 貸方 | ||
---|---|---|---|
販売促進費 | 200,000 | 現金 | 300,000 |
交際費 | 100,000 | 300,000 |
販売促進費の使い道におすすめの商品5選
販売促進費でノベルティグッズを制作するなら、実用性が高い・おしゃれ・高級感があるなど、思わず欲しくなるようなアイテムがおすすめです。
また、印刷範囲が広いアイテムであれば、商品やサービスの魅力をわかりやすくアピールした販促品を制作できます。印刷が映えると受け取った側の印象に残りやすくなるので、販促効果を高めやすくなるでしょう。
ここでは、このような販促効果を高められるグッズを作るのに適した商品を厳選して5種類ご紹介します。
オリジナル フレームスクエアボトル
¥478(税込)
クリアなスクエアボトルにカラーフレームを合わせたスタイリッシュなスリムボトルです。本体及び側面に印刷できるので、オリジナリティあふれるおしゃれな販促品を制作できます。フレームの色は、人気の高いアースカラーやパステルカラーを含む7色から選べます。
オリジナル 缶ミラー φ76mm
¥132(税込)
あると便利なポケットサイズの缶ミラーです。裏面が金属製なので耐久性が高く上質感があります。ソフトケースを付属させることも可能です。特別感を出すなら巾着とセットにしても喜ばれるでしょう。裏面全体にフルカラー印刷できます。
オリジナル ハードカバーハンディノート
¥236(税込)
持ち歩きやすいハンディサイズで、ビジネスからプライベートまでさまざまなシーンで活躍するノートです。高級感のあるハードカバーは販促品にしても喜ばれます。広範囲にフルカラー印刷できるので、商品やサービスのPRにも最適です。人気のスモーキーカラーや、ビジネスシーンで使いやすいグレー・ネイビーを含む5色展開です。
オリジナル ソフトタッチミニタオル
¥71(税込)
繊細なポリエステル繊維がふんわり柔らかで気持ちの良い肌触りのミニタオルです。使いやすいハンカチサイズなので、さまざまなシーンで活用できます。タオル全体にフルカラー印刷できるため、印象的な販促品を制作できるのも魅力です。
オリジナル スタンドワイヤレス充電器 5W
¥1,540(税込)
置くだけでスマートフォンを充電できて、スマホスタンドとしても使える実用性の高いスタンドタイプのワイヤレス充電器です。国際規格のQi規格を採用しているので、安全に使えます。スタンド部分に大きく印刷できるので、商品やブランドなどのPRに最適です。人気のスモーキーカラーを含む全5色展開で、おしゃれな外観の販促品を制作したいときにも適しています。
販促用のノベルティグッズならオリジナルグッズドットコムにおまかせ
販売促進費とは、販売促進のための施策にかかった費用を計上する勘定科目のことです。交際費・広告宣伝費などと混同しやすいので、会計処理の際は注意しましょう。
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