のし紙とは?種類・意味・シーン別の表書きなど初心者必見のポイントを解説
最終更新日:2024.12.10
のし紙とは、のしや水引が印刷された紙のことです。お祝いの贈り物や記念品などにかけて使います。贈答品にのし紙を付けることで改まった感じを出せるので、相手に好印象を持ってもらいやすくなります。
ただし、のし紙の表書きや水引にはさまざまな種類があり、用途やシーンに応じて使い分ける必要があります。不適切なのし紙を付けてかえって失礼に当たらないよう、それぞれの意味を把握し、適切なものを選ぶことが大切です。
今回は、のし紙の概要や表書き・水引などの意味、よくある利用シーンや注意点など、のし紙を正しく使いこなすための基礎知識を解説します。記念品などにおすすめの、のし紙を付けられるタオルの具体例も後半でご紹介しますので、ぜひご覧ください。
のし紙とは
のし紙とは、のしや水引を印刷した紙のことです。主にお祝いごとの贈答品や記念品に巻いて使います。
なお、のし(熨斗)とは、「のしあわび(熨斗鮑)」を省略した言葉です。以前は、お供え物の象徴であるあわびを薄くのして干して紙に包んだ「のしあわび」を、生もの以外の贈り物の右上に付ける慣習がありました。これが簡略化されたものが、現在ののし紙です。
のし紙を巻くのは慶事で生もの以外
日本では伝統的に、「贈り物とは神仏へのお供え物である」という考え方が根底にあります。そのため、正式な贈答品や慶事の贈り物のうち生もの以外には、お供え物の象徴であるのしを付けるのがマナーです。ただし近年では、のしや水引を付けるのではなく、略式ののし紙を代わりに巻くことで、改まった気持ちで大切な贈り物をすることを表すのが一般的になっています。
このような経緯を踏まえて、のし紙も、のしと同様に
・慶事のとき
・生もの以外を贈るとき
に巻きます。
のし紙の巻き方は2種類
のし紙の巻き方には、「内のし」と「外のし」の2種類があります。内・外とは、贈り物や記念品の包装紙の内側か外側かという意味です。
内のしは、品物に直接のし紙を巻き、その上から包装紙で包みます。外側にのし紙が露出しないので、宅配便などで送る場合であっても、のし紙が汚れたり破れたりするのを防げるのが利点です。また、表書きなどが表面からすぐに見えないので、謙虚な印象を与えることもできます。
外のしは、品物を包装紙で包んだ上からのし紙を巻く方法のことです。外側からのし紙が見えるので、誰からの贈り物か一目でわかります。ビジネスシーンや贈り物を手渡しするときは、外のしがおすすめです。
のし紙と掛け紙との違い
のし紙と似ている紙に、「掛け紙」があります。掛け紙は、水引だけが印刷されており、「のし」は印刷されていないのが大きな違いです。
掛け紙は、弔事に渡す品物にかける紙なので、のしがありません。慶事で誤って掛け紙を付けないよう、注意しましょう。
のし紙の各部分の名称と意味
のし紙には、「のし」「水引」「表書きの上段」「表書きの下段」の4つの部分があります。それぞれの意味などは、下記の通りです。
のし | ・右上に印刷されている絵柄 |
---|---|
水引 | ・中央に印刷されている紐の絵柄
・蝶結びや結び切りなど、いくつかの種類がある |
表書きの上段 | ・品物を贈る目的を書く
・記念品や粗品、御年賀、内祝いなど、目的に応じた定型的な文言がある |
表書きの下段 | ・社名や個人名など、品物の送り主の名前を書く |
のし紙のマナー・注意点
のし紙を使うときは、水引や表書きについて、押さえておきたいマナー・注意点があります。ここでは、その代表例をみておきましょう。
目的に合わせて結びの種類を選ぼう
のし紙の水引の結び方には、蝶結びと結び切りの2種類があります。それぞれの結び方に意味や適切な利用シーンがあるので、目的に合ったほうを選びましょう。
蝶結び | ・何度も解いて結び直すことができる結び方なので、繰り返し起こってもよい出産のような慶事の際に使い、繰り返さないほうがよい結婚祝いなどでは使わない
【適切な利用シーン】出産祝い・入学祝い・お中元・お歳暮・記念品など |
---|---|
結び切り | ・解くことができない固結びなので、一度切りで終わったほうがよいお祝いごとや、弔事の際に使う
【【適切な利用シーン】結婚祝い・快気祝い・香典返しなど |
のし紙の利用シーンに合わせた表書きにしよう
のし紙の表書き上段に書く贈答品の目的には、シーンごとに定型的な文言があります。ここでは、よくあるシーンごとの記載例をご紹介しますので、参考にしてみてください。
シーン | 表書きの記載 |
---|---|
販促・広告宣伝・展示会 | 記念品・粗品 |
創立記念・周年記念 | 記念品 |
社屋の完成 | 竣工記念・落成記念 |
創立記念・周年記念 | 記念品 |
開業・開店 | 開業記念・開店記念 |
勤続記念 | 勤続祝・勤続〇年祝 |
退職記念 | 御祝・御礼・御退職御祝 |
年始のご挨拶 | 御年賀 |
一般的なお祝い | 御祝 |
記念品におすすめ!のし付きおすすめタオル3選
記念品やお祝いなどを準備するなら、幅広い層に喜ばれ需要の高い、のし付きのタオルがおすすめです。のし付きのタオルと一言で言っても、タオルの厚みや色、印刷の可否や包装の種類などにバリエーションがあります。目的に合わせて、最適な商品を選ぶことが大切です。
オリジナルグッズドットコムでは、のしが付けられるタオルを、バリエーション豊富に取り揃えています。
ここでは、相手に喜ばれる記念品制作に適したのしが付けられるタオルを、3種類ピックアップしました。名入れにも対応していますので、ぜひチェックしてみてください。
のしが付けられる名入れタオル 180匁
¥198(税込)
のしが付けられ、本体に名入れもできるタオルです。シンプルな白無地のコットン100%の薄手タオルなので、さまざまなシーンでお使いいただけます。のし紙への印字カラーは8色から、のし頭の文言は4種類から、それぞれ用途に合わせて選べます。また、外装の袋は、通常のOPP袋のほかに、名刺ポケットつきPP袋への変更も可能です。
のしが付けられる名入れタオル 200匁
¥209(税込)
標準的な厚みである200匁のコットン生地を使用した、のしが付けられるタオルです。平地部分があるので、本体に名入れもできます。180匁のタオルと同様、のし紙への印字カラーは8色から、のし頭の文言は4種類から、それぞれ用途に合わせて選べます。また、外装の袋を、通常のOPP袋から名刺ポケットつきPP袋への変更できるのも同様です。
オリジナル 泉州カラーソフトタオル200匁 平地付き
¥214(税込)
ふんわりとした柔らかさと吸水性の高さに定評がある泉州タオルに、名入れやのし付けができるようにした商品です。タオル本体のカラーは、ペパーミント・ローズ・グレー・アイボリーなど、バラエティー豊富な全15色からお選びいただけます。企業やブランド、イベントなどのテーマカラーに合わせた記念品を準備したいときにも最適です。
のしが付けられる記念品なら、オリジナルグッズドットコムにおまかせ
のし紙とは、のしや水引を印刷した紙のことです。贈答品に巻くことできちんとした印象を与えることができるので、幅広く利用されています。ただし、のし紙の水引や表書きに記載する内容にはマナーや決まりごとがあるので、注意が必要です。
オリジナルグッズドットコムでは、記念品の制作に適したのしが付けられるタオルを、豊富に取り揃えています。デザインやアイテム選びなどのご相談も承っております。記念品制作を検討中でしたら、ぜひ、
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