粗品とは?意味・マナー・選び方など初心者必見のポイントをまとめて解説
最終更新日:2024.11.07
粗品とは、販促やご挨拶、お祝いなどの目的で贈るアイテムの総称です。ビジネス、プライベートのどちらのシーンでも粗品は使いやすいので、よく利用されます。
ただ、粗品をいざ活用するとなると、どのような品物をどのようにして渡すのが適切なのか、迷う方も多いでしょう。相手に失礼のないように粗品を贈って喜んでもらうためには、最低限のマナーなどを押さえておくことが大切です。
今回は、粗品について、意味や渡すときのマナー、粗品を選ぶときのポイントなどを解説します。粗品におすすめの商品の具体例もご紹介しますので、粗品を有効活用するためにも、基本的なポイントを一通り確認しておきましょう。
粗品とは?
粗品とは、販促・お礼・ご挨拶・お祝いなど、さまざまな意味合いで贈るささやかなギフトのことです。粗品は「粗末な品物」を意味する言葉ですが、「心ばかりの品である」という謙遜や相手に対する謙譲を込めた表現です。相手が本当に「粗末だ」と感じるようなものを渡す趣旨ではありません。
粗品は、相手に気を遣わせない程度の気軽な贈り物を指すので、一般的に下記のような特徴の品物が多い傾向にあります。
・詰め合わせではなく単品
・かさばらない品物
・価格は3,000円くらいまで
粗品の使用シーン例
粗品は、ビジネスとプライベートどちらのシーンでも利用されています。よくある用途は、下記の通り販促品やお礼などです。
ビジネス | ・展示会やイベントの来場者に配布するノベルティとして
・アンケート回答者へのお礼として ・契約成立時の感謝を込めて ・年末年始などの挨拶回りや営業の手土産の1つとして ・開店や工事着工時などのご挨拶やお祝いの品として |
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プライベート | ・転居や住宅の工事に際し、ご近所や大家さんへのご挨拶の品として |
粗品と寸志の違い
粗品と似た用途で使われる言葉に「寸志」があります。寸志とは、目上の立場から目下の立場に対して、気を遣わせない程度の気軽な贈り物をするときに使う言葉です。そのため、粗品のようにオールマイティに使うことはできず、贈る相手が目下かどうかを把握して使う必要があります。
どちらの言葉も、相手に気を遣わせない程度の気軽な贈り物という意味では同じですが、使える対象の範囲に違いがあるので注意しましょう。迷ったら、「粗品」を使っておくのが無難です。
粗品のマナー
粗品には、お渡しするときに押さえておきたい基本的なマナーがあります。ここでは、表書き・水引・言い回し・注意点の4つの観点からポイントを解説します。知らず知らずのうちに相手に失礼になることのないよう、確認しておきましょう。
表書き
表書きとは、のし紙を付ける場合の上段部分に書く内容のことです。表書きには、品物をお渡しする目的を書きます。粗品をお渡しする場合、「粗品」と書くのも間違いではありませんが、一般的には「御挨拶」「御年賀」「記念品」などと記載します。
なお、表書きの下段は、名入れと呼ばれる贈り主の名称を書く部分です。一般的に企業であれば企業名、個人であれば苗字を書きます。何も書かず空欄にしても問題ありません。
水引
水引とは、のし紙中央の飾り紐のことです。最近では、のし紙自体に印刷されている場合が多い傾向にあります。水引には、結び方や使われる紐の色・本数などに複数の種類があり、使い分けが必要です。
粗品の場合、一般的に次のような水引を使います。
・結び方:蝶結び
・紐の色:紅白
・紐の本数:5本か7本
言い回し(言い換え)
粗品をお渡しするときや受け取る場合にも、言い回しのルールがあります。お渡しする側は、「粗品ですが」「つまらないものですが」などと言い添えるのは問題ありませんが、受け取る側は、「粗品」とは言わず感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。
言い回しや粗品の言い換えの一例は、下記の通りです。
お渡しする側 | ・心ばかりのものですが、どうぞお受け取り下さい
・ささやかなものですが、よろしければお使いください ・どうぞよろしくお願いいたします |
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受け取る側 | ・お心遣いありがとうございます
・結構なものをありがとうございます |
品物の注意点
粗品としてお渡しする品物のセレクトにも、注意すべき点がいくつかあります。
・渡す相手によって品物の種類を変えず、全員一律にする
・引越しや新築、転居などのお祝いでは、火を連想させるものや壁に穴をあける必要のあるものは贈らない
※【例】赤色のもの・ライター・アロマキャンドル・ストーブ・灰皿・掛け時計・壁に掛けるタイプの絵や装飾品など
・あまり高価なものは避け、価格が3,000円程度のものまでにとどめる
粗品を選ぶときの2大ポイント
喜ばれる粗品を選ぶことで、相手の印象を良くすることができます。ここでは、喜ばれやすく人気の高い粗品を選ぶために意識しておきたいポイントを2つご紹介しますので、参考にしてみてください。
幅広い層・シーンで普段使いできる
粗品は幅広いターゲットに同じ品物を渡すことが多いので、年代やライフスタイルなどを選ばず、利用する機会が多いものを選ぶと喜ばれます。販促目的の場合も、ビジネス・プライベートの両方で使いやすいアイテムがおすすめです。一例を挙げると、下記の通りです。
・タオル
・ボールペン
・メモ帳
・ウェットティッシュ
・ポーチ
配布シーンに合っている
配布するシーンに合わせた粗品も、受け取ってもらいやすく喜ばれる傾向にあります。配布場所で役立つものや、配布するシーズンに思わず欲しくなるものなどを選ぶのがおすすめです。具体的なアイデアをご紹介します。
・資料を配布するセミナーや展示会で、粗品としてトートバッグを配布する
・年末年始のご挨拶で、季節柄需要の高いカレンダーをお渡しする
・暑くなりやすいイベント会場や夏場の屋外で、うちわを配る
粗品におすすめ!商品5選
粗品を選ぶときは、幅広い層・シーンで普段使いできる実用性が高いアイテムや、好き嫌いの分かれにくいベーシックな色味・デザインのグッズを選ぶのがポイントです。喜ばれるアイテムをチョイスすることで、配布効果を高められるでしょう。
ここでは、幅広い層・シーンで普段使いできる実用性の高いアイテムなど、粗品に適した商品を5種類ご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
オリジナル エコボールペン(麦わら配合タイプ)
¥60(税込)
廃棄予定だった麦わらを25%以上配合することで環境負荷を減らしたプラスチック素材のボールペンです。定番の0.7mmのブラック単色なので、日常的に使う機会の多い粗品を制作できます。本体と幅広クリップ部分に印刷可能です。人気の高いスモーキーカラーやナチュラルカラーを含む4色展開です。
オリジナル ブックメモ付箋(S)
¥198(税込)
3サイズ計7種類の付箋が50枚ずつ入った、たっぷり使えるブック型の付箋です。スリムなフォルムで持ち運びがしやすく、実用性があります。本体カラーは、オフィスや学校などシーンを選ばず使えるホワイト・ブラック・ネイビーの3色から選べます。
アルコールハンディウェット10枚 オリジナルフラップ【印刷専用】
¥35(税込)
需要の高い携帯できるアルコール除菌タイプのウェットティッシュです。フラップ部分に印刷ができるので、アピール力の高い粗品やオリジナリティあるデザインの粗品を制作できます。単価が抑えめなのも嬉しいポイントです。安心品質の日本製です。
のしが付けられるタオル 180匁
¥198(税込)
粗品を受け取った側に喜ばれるコットン100%無地白のふんわりタオルです。のしが付けられ、外装は通常のOPP袋や名刺ポケットつきPP袋から選べるので、多彩な用途で使えます。仕事・学校・プライベートとシーンを選ばず使えるタオルは、粗品に最適です。
オリジナルうちわ(レギュラーサイズ)【小ロット向け/表面加工なし】
¥5(税込)
イベントやキャンペーン、街頭などで配布するのに最適なポリうちわです。環境への配慮をアピールできる再生PP素材(エコマーク付き)に変更することもできます。配布シーンに合わせて、レギュラーサイズ、ジュニアサイズ、ミドルサイズの3サイズから選べます。
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粗品とは、販促・お礼・ご挨拶・お祝いなどさまざまな意味合いで、相手に気を遣わせず気軽に贈れる品物のことです。ビジネスシーンを中心に、プライベートでも利用されています。気軽に贈れる粗品ですが、のし紙や品物選びなどにはマナーがあるので、注意が必要です。
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